エリア 上北 明鏡

【三沢市のいいところ】「違い」受け入れ挑戦できる街

2017.03.22

 先日、三沢市の観光パンフレットで、米国のミス・ビードル号による「太平洋無着陸横断」を支えた三沢の人々のストーリーを読み心が震えた。世界恐慌のさなか、自分たちが貧しいにもかかわらず冒険家に無償で食料や物資、労働力、住居を提供した。言語も国籍も違う人を思いやり、新しいチャレンジを支援する雰囲気が昔から息づいていたのか。世界的偉業には三沢の人々が醸し出す雰囲気が不可欠だったのだと思う。
 ◇今の日本は何かにつけ他を批判する空気が強い。地域活動でもそんな場面に出くわす。行政批判ばかり繰り返す事業主、事業主や地域の目線がない行政、不満ばかり漏らす住民…。そんな雰囲気の組織や地域は衰退していく。逆に互いの違いを受け入れ生かし合っている地域は、若者がチャレンジし希望にあふれている。三沢はそんな貴重なエリアの一つだと思う。
 ◇三沢のいいところは、外国人が「居る」ことではなく、組織、考え方、肌の色、立場など、他のエリアが批判の理由にしてしまっているさまざまな「違い」を受け入れる力と、その雰囲気が街全体を覆っていることではないだろうか。
(三沢市・三沢ファン)

(東奥日報社)