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三沢で「寺山修司とマンガ」展始まる

2017.04.06

寺山と漫画家たちとの交流や関わりを紹介する特別企画展「寺山修司とマンガ」

寺山と漫画家たちとの交流や関わりを紹介する特別企画展「寺山修司とマンガ」

 青森県三沢市で少年時代を過ごした歌人・劇作家、寺山修司と漫画の世界との関わりを掘り下げる特別企画展「寺山修司とマンガ」が4日、同市の寺山修司記念館で始まった。寺山を追悼する漫画作品の原画など、漫画家たちとの交流の軌跡を示す貴重な資料約120点を展示している。10月1日まで。
 寺山は1970年、名作「あしたのジョー」の敵役・力石徹の葬儀を企画し、喪主を務めたことで知られている。寺山が書いた葬儀の構成台本が今も残されており、企画展では葬儀の写真とともに紹介している。
 竹宮惠子さんや萩尾望都さんら、少女漫画界に革新をもたらした漫画家の才能をいち早く見いだし、竹宮さんの作品「風と木の詩」では解説を執筆したりもしていた。
 竹宮さんは寺山の没後、追悼作品「夢狩人」を83年に発表。企画展では原画を公開している。
 そのほか、寺山監督映画「上海異人娼館」を基に、上村一夫さんがスポーツ新聞紙上で連載した漫画の原画を初公開。寺山とコラボレーションした漫画家たちの資料もある。
 同館の指定管理者「テラヤマ・ワールド」代表で、同館副館長の笹目浩之さんは「若者の才能を見つけ出すのがうまかった寺山は、漫画が市民権を得ていなかった時代から、漫画に着目していた。寺山修司は、いろいろな人の才能を取り込んで形成されていると言える」と語る。
 5月4日には、竹宮さん、笹目さん、アートディレクター寺山偏陸さんのトークショーが開かれる。
 企画展を含めた入館料は一般530円、高校・大学生100円、小中学生50円(土曜日は無料)。問い合わせは同館(電話0176-59-3434)へ。

 

 
竹宮惠子さん作の寺山修司追悼マンガ「夢狩人」原画(テラヤマ・ワールド提供)

竹宮惠子さん作の寺山修司追悼マンガ「夢狩人」原画(テラヤマ・ワールド提供)

(東奥日報社)