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キリストラーメンで、新郷村の恵みに感謝。

2017.04.18

3月下旬、仕事で新郷村の間木ノ平グリーンパークに行った日の昼下がり。お昼を食べたいけど、近くの食堂は冬季休業中。「道の駅しんごう」も冬季休業中。近くにお店はない、コンビニもない、深い森があるばかり…。もうお腹が空いて泣きそう。

村の中心部まで戻り、案内板に誘われるままに駆け込んだのは「ラーメン亭 えびす屋」。やれやれ、助かった。何にしましょう…とメニューを見て、次の瞬間、驚愕するワタクシ。

『キリストラーメン、580円』

crist_ramenここ新郷村は、キリスト伝説のある村。ゴルゴダの丘で磔刑になったとされるキリストは、実はひそかに難を逃れ、八戸港から上陸して新郷村にたどり着き、この地で106歳まで生きながらえた…とされる、あの伝説です。村内には「キリストの墓」と、その弟である「イスキリの墓」があるのです。

怖いもの見たさ(神様に失礼?)で、キリストラーメンを注文。ややあって運ばれてきた器には、燦然と輝くダビデの星の形のなるとが!
でっかいレンゲでおそるおそるスープを口に運ぶと… 鶏ガラだしのしょうゆスープに、青じその風味と梅干しの酸味が溶け合って、なんとまぁ、爽やかな味わい。予想外のおいしさに、スープをゴクゴク飲んでしまいます。

細すぎず太すぎないちぢれ麺もい~い感じ。軽くローストしたナガイモのトッピングがまた香ばしく、いい存在感です。さっぱりと、するすると、あっという間に完食してしまいました。

このキリストラーメン、えびす屋では20年ほど前から提供している定番メニュー。
「『村にせっかくキリスト伝説があるんだから』と開発したのが始まり」と、店長の稲葉りえさん。トッピングのナガイモ、山菜、青じそはみな新郷産で、梅干しも稲葉さんが漬けたものです。

「最初はチャーシューのっけてたのよ。でも、『キリストは肉を食べない』って言われて、ナガイモに変えたのよ」と稲葉さん。そ、そうなんですね…。梅干しの赤と、青しその緑は、クリスマスツリーを表現しているとか。

きょうこの空腹に耐えがたきとき、キリストのみ名のもとに、580円で新郷村の恵みを味わえたことに、神様の導きを感じます。

ありがとう、神様。

キリストラーメンだけど、お店の名前が七福神というのは、これまた、やおろずの神を受け入れるこの国の懐の深さでしょうか…。

(八戸支社・歴)


ebisuya【住所】新郷村戸来字金ケ沢下モ平18-1
【電話番号】0178-78-2040
【営業時間】11:00~20:00
【定休日】 第2・第4月曜日

ラーメン亭 えびす屋

住所:新郷村戸来字金ケ沢下モ平18-1

電話:0178-78-2040

(東奥日報社)