くらし エリア 上北

経験者の目でサイト制作/移住情報

2017.04.20

移住経験者の視点でポータルサイトを制作した河内さん=4月6日、おいらせ町の自宅兼事務所。写真下は河内さんが作った町移住サイト(スマートフォンで閲覧)

移住経験者の視点でポータルサイトを制作した河内さん=4月6日、おいらせ町の自宅兼事務所

 青森県おいらせ町が町内への移住促進を図り制作した情報サイト「おいらせ町移住ポータルサイト」(http://oirase-iju.com/)が2月24日に運用を始めた。町の委託を受け制作したのは、東京都から同町にIターン移住したウェブ制作会社「オフィスカナン」代表の河内啓樹(ひろき)さん(33)。移住経験者の視点から、多岐にわたる支援の情報を分野ごとに分かりやすく紹介している。
 河内さんは栃木県出身。大学卒業後、東京都内で大手飲食店やITベンチャー企業の人事・営業部門で経験を積んだが、「慌ただしい東京での仕事に見切りをつけたい」と、2015年にオフィスカナンを設立。十和田市出身の女性と結婚したのを機に翌16年5月、おいらせ町に移住。同町若葉地区のアメリカンハウスを自宅兼事務所としている。
 移住情報サイトは全国的に増加傾向だが、河内さんによると、デザインに凝って肝心の情報が分かりにくいサイトもあるという。
 そこで河内さんはトップメニューを「おいらせ町」「住まいの情報」「移住支援」など6項目に限定。詳しい内容は各項目のページから細分化して閲覧できるよう工夫した。
 河内さんの実体験や思いも随所に。移住前の心構えについて「目的を再確認すること。どんな環境でどんな生活を送りたいか、具体的に考えること」とアドバイス。移住後に安心して働けることも重要と考え、町の多様な起業支援制度も紹介している。また、移住した町民の声も掲載している。
 4月6日時点で閲覧回数は約2300ページビュー。県内からの閲覧が48%だが、東京都24%、山形県11%と県外からの閲覧もある。河内さんは「情報をこまめに更新し、県外から多くの問い合わせが寄せられるサイトに育てたい」と話している。

(東奥日報社)