エリア ニュース 西北

鶴田・鶴の舞橋観光おもてなし充実目指す

2017.05.03

全国区の観光資源として町が期待を掛けている富士見湖パークの鶴の舞橋

全国区の観光資源として町が期待を掛けている富士見湖パークの鶴の舞橋

 俳優の吉永小百合さんが出演し、昨年放送されたCM「JR東日本・大人の休日倶楽部」の撮影場所になった青森県鶴田町の「鶴の舞橋」が脚光を浴びている。舞橋がある富士見湖パークを訪れる観光客は目に見えて増えており、町はさらに全国に売り出そうと観光客の受け入れ態勢の充実に乗り出した。町観光協会は4月から、来町者が舞橋まで迷わずに行けるようガイドを配置。町も観光案内できる民間人を養成中で、町の魅力発信を強化していく。
 CMでは、遠くに岩木山を望む舞橋が美しい映像で紹介されており、昨年6~8月、全国放送され話題となった。北海道新幹線の開業に合わせて行われた「青森県・函館デスティネーションキャンペーン(青函DC)」の効果もあって、CM放送後の昨年7~11月には舞橋目当てとみられる観光客が前年同期比2.4倍の約4万5千人訪れた。
 町観光協会は、増加する観光客に対応しようと、今年4月1日からJR五能線・陸奥鶴田駅に隣接する町コミュニティプラザに観光ガイドを常駐させた。駅から舞橋のある富士見湖パークまでは車で15分ほどかかり、初めて訪れる観光客の中には、行き方が分からない人も多いためだ。

外国人観光客に鶴の舞橋までの行き方を説明する観光ガイドの岡さん(右)と工藤さん(右から2人目)

外国人観光客に鶴の舞橋までの行き方を説明する観光ガイドの岡さん(右)と工藤さん(右から2人目)


 4人の観光ガイドのうち4月下旬、ガイドに当たったのは岡茉都桂(まどか)さん(33)と工藤琴美さん(32)。台湾など外国人観光客が多かったが、舞橋への行き方や、トイレ、コンビニの場所などの質問に対しても、「舞橋に行くにはタクシーが便利です」「コンビニは少し遠いので、タクシーで舞橋に行くついでに寄ってもらった方がいいですよ」などと丁寧に応対。2人は「おもてなしの心で、笑顔を大切に接しています」と語った。
 町も町内を案内する民間ガイドの育成を始めた。4月21日の説明会には6人が参加。今後研修を積んだ上で、JR東日本などが7月から始める「アフターDC」に間に合うよう始動したい考えだ。
 町観光協会の北谷正則会長は「町の観光の中心は舞橋になる。(観光客に滞在してもらうために)町内に宿泊施設の整備を進めたいが、大きな建物を造るのは難しく、民宿などが広まってくれれば」と、町挙げての観光客受け入れに期待を込めた。

(東奥日報社)