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浅虫温泉再生へ若手がプロジェクト

2017.05.10

小野寺市長(中央)に「浅虫MOSPAプロジェクト」の始動を報告したプロジェクトチームのメンバーら

小野寺市長(中央)に「浅虫MOSPAプロジェクト」の始動を報告したプロジェクトチームのメンバーら

 宿泊客数が伸び悩む青森市・浅虫温泉の再生に向けて、同温泉旅館組合に加盟する旅館の若手経営者4人がチームを組み、4月から「浅虫MOSPA(モスパ)プロジェクト」を始動した。イベントなどを通して浅虫温泉の魅力を国内外に発信し、誘客促進と浅虫の活性化を目指す。
 同組合によると、記録が残る1991年以降、宿泊客数のピークは同年の29万4809人。東北新幹線八戸駅が開業した翌年の2003年は28万5051人だったが、その後は減少が続き、10年には20万人を割った。近年は15万~16万人台で推移している。
 組合に加盟する旅館数もピークは91年の24軒で、現在は半数以下の10軒となった。
 この現状に歯止めをかけ、にぎわいを取り戻そうと、4月にプロジェクトチーム「チームうみせん・やません」が発足した。メンバーは、ホテル秋田屋の佐藤方信社長(50)、南部屋旅館の中村彰利社長(44)ら4人で、「22年までに宿泊客数18万8千人」を目標に掲げる。浅虫地区に支店を置くみちのく銀行が活動を支援する。
 プロジェクト名の「MOSPA」は、浅虫温泉の観光資源である「山=Mountain(マウンテン)」「海=Ocean(オーシャン)」「温泉=SPA(スパ)」に由来する。
 プロジェクトの第1弾として、浅虫温泉旅館組合組合長に佐藤社長、浅虫温泉観光協会会長に中村社長が就任。前任者は60、70代だったことから、交代を機に若いアイデアでスピード感を持ってさまざまな活動に取り組む狙いだ。
 また、6月18日から7月9日の毎週日曜日には、道の駅「ゆ~さ浅虫」の臨時駐車場で県産食材などを販売する「軽トラ朝市」を開催。八甲田を訪れるスキー客を取り込むなど、冬季の集客拡大に向けた対策も検討する。
 9日、メンバー4人とみちのく銀行の担当者が市役所を訪れ、小野寺晃彦市長にプロジェクトの概要を説明し、協力を求めた。佐藤社長は取材に「海外の方にも喜んでもらえるような温泉地に変えていきたい」と話した。

(東奥日報社)