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八甲田入山者4万弱 16年7~10月 知名度向上で高水準

2017.06.15

 東北地方環境事務所は14日、十和田八幡平国立公園の八甲田地区の2016年7~10月の入山者数が前年比1702人減の3万9838人だったと発表した。減少したものの、調査を始めた2010年度以降、初めて4万人台となった前年に次ぐ高い数値となった。
 調査は、環境省が環境保全対策の基礎データとなる入山者数を把握する目的で、10年度から毎年、7月1日~10月31日に実施。八甲田地区の登山道入り口など9カ所で赤外線式センサーによる自動計測を行っている。
 地点別の入山者数は、蔦野鳥の森の蔦沼側が2万866人で最も多かった。マスコミなどに取り上げられたことで蔦沼の知名度が上がり、前年に続いて写真愛好家らの入山が増えたことが要因。次いで酸ケ湯仙人岱側の1万1674人、酸ケ湯毛無岱側の3511人と続いた。
 谷地温泉高田大岳口は840人で前年の157人から大幅に増えた。環境省十和田八幡平国立公園管理事務所の田畑慎之介・国立公園保護管理企画官は取材に「高田大岳は近年、刈り払いを行ったことで、入山しやすくなったことが増加に結びついたのでは」との見方を示した。

(東奥日報社)