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北八甲田の登山道復活へ刈り払い作業

2017.06.16

登山道にはみ出したササや倒木の処理に当たる参加者=15日、八甲田温泉赤倉岳線

登山道にはみ出したササや倒木の処理に当たる参加者=15日、八甲田温泉赤倉岳線

 北八甲田の登山道のうち、手入れが遅れ、荒廃したまま最後まで残っていた田代平側から赤倉岳山頂を目指す登山道(八甲田温泉赤倉岳線)の刈り払いが15日、山岳団体のボランティアで行われた。今年は9団体が北八甲田の登山道を網羅する形で刈り払いを分担。作業が終わると北八甲田に元々あった登山道がすべて復活することになる。
 八甲田温泉赤倉岳線は青森県勤労者山岳連盟(県労山)が作業を担当した。ルートは県道・青森田代十和田線「みちのく深沢温泉」近くの登山口から赤倉岳の山頂手前までの4.5キロ。
 入山した13人は、登山道を覆うササや道にはみ出した枝を刈り込みばさみや小型ののこぎりで刈り払い、登山道をふさぐ倒木や枯れ木を移動。段差のある危険箇所を修正するなど、県が昨年つけた調査ルートをたどり、1メートル幅の登山道に仕上げた。
 八甲田温泉赤倉岳線はこれまで「管理者不在」となっていたことから2016年4月、県が管理者となり、国から登山道の無償貸与を受けた。
 県労山の清野嘉樹理事長は「調査ルートが思った以上の仕上がりで作業がはかどった。ただ登山道の上半分はササが深く、3、4年で元の藪(やぶ)に戻ってしまう恐れがある。せっかく復活させた登山道なので、維持できるよう、毎年、手を掛けていきたい」と意欲を見せた。
 北八甲田では山岳団体などが13年から県の委嘱で登山道の刈り払いを始めた。今年は既に十和田山岳振興協議会が高田大岳周辺で作業を始めているほか、県山岳連盟、日本山岳会青森支部など9団体が、秋までにボランティアで登山道の刈り払いに当たる。

(東奥日報社)