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菜の花フェスティバル支えた横浜中生

2017.06.19

ごみを回収する「ゴミいただき隊」の生徒ら

ごみを回収する「ゴミいただき隊」の生徒ら

 青森県横浜町の横浜中学校(楢館満校長)が初めて、全校生徒によるボランティア活動で5月21日の菜の花フェスティバルを支えた。そろいの青いTシャツで頑張る若い姿は、菜の花マラソンの出場者や出店のスタッフらから好評を博した。生徒たちの感想文からも充実感がうかがえる。一方、学校側は初年度の課題を見つけ、協力態勢の修正を検討している。
 町最大のイベント・菜の花フェスに参加する横浜中生は昨年まで、マラソンに出る陸上部員だけだった。今年から全校でマラソン大会に参加し、ボランティアもすることにしたのは「自分の町に誇りを持ち、将来は大会運営の先頭に立ってほしい」という思いからだった。
 当日のボランティアは「写真撮ります隊」「トイレピカピカ隊」など9隊を編成して実施。飲食・物販の出店では「商工会スタッフ応援隊」の生徒が配膳や材料の準備に協力した。
 「ゴミいただき隊」は会場にごみ箱を設置していないため、こまめに巡回し「ごみありませんか」と呼び掛けて回収。それを「ゴミ分別し隊」がテントの裏で分別した。出店の男性スタッフは「中学生が本当に頑張っている。ごみが落ちていないのは横浜中のおかげ」と熱く語った。
 また、3年生全員で「マラソン応援し隊」を結成して大漁旗を振ってランナーを激励した。菜の花マラソンのSNS上に「子どもたちの応援が最後のキツイ砂利道で響きました」「中学生のボランティアも熱心に活動して好感が持てる大会でした」などと好印象が書き込まれ、後でそれを知った生徒たちを喜ばせた。
 フェス終了後に生徒が書いた感想文には充実感があふれている。「ごみを拾い、会場をきれいにしていく上で『ありがとう』『すごいね、頑張ってるね』と言われ、うれしかった」(1年・板井穂乃花(ほのか)さん)、「写真撮ります隊は思った以上に忙しかった

マラソンの完走者に町特産のナガイモを手渡す「横浜町PRし隊」

マラソンの完走者に町特産のナガイモを手渡す「横浜町PRし隊」

が、外国の方に話しかけたり、初対面の人に話しかけるのは貴重な経験だった」(2年・白糠心乃(ここの)さん)、「初めて横中全体で参加してみて、地域の人と交流することで横浜町の良さにも気づけた」(3年・高岡遼馬(りょうま)さん)。
 初年度として及第点だったが、それでも学校側は課題などがあると考えている。それは(1)生徒が来年10人減るため仕事をどう分担するか(2)出店ブースの「生徒を貸してほしい」という声にどう対応するか(3)ポスター制作など別の作業にも参加すべきか-などだ。楢館校長は「他の地域の人と交流できて、生徒にはとても貴重な経験になった。課題をみんなで検討して、さらに良い活動にしたい」と話している。

(東奥日報社)