エリア 上北

南八甲田登山道の刈り払い始まる

2017.06.26

猿倉温泉-櫛ケ峰登山道で生い茂ったササを刈る参加者

猿倉温泉-櫛ケ峰登山道で生い茂ったササを刈る参加者

 やぶ化が進む南八甲田登山道の整備、管理を官民協働で行うため3月に設立した「南八甲田登山道管理連絡会」は25日、猿倉温泉-櫛ケ峰間のやぶの刈り払いを始めた。長年、登山愛好家から整備を望む声が上がっていた南八甲田登山道の整備へ一歩動き出した。作業は29日も行う。
 南八甲田一帯は国有林で林野庁の所管だが、登山道は長年管理者不在の状態が続き、刈り払いなどの整備が行われていなかった。昨年、環境省が猿倉温泉から櫛ケ峰までの登山道約11.6キロを借り受ける方針を固め、直轄管理することになった。同省は今後、林野庁と手続きを進める。
 同連絡会は、行政機関で組織していたこれまでの組織を発展的に解消し、環境省十和田自然保護官事務所(現・環境省十和田八幡平国立公園管理事務所)や県、山岳団体などで組織。
 この日は約20人が参加し、乗鞍岳分岐点から駒ケ峰まで2キロ弱の作業を行った。参加者は猿倉温泉口に集合し、作業開始場所まで約2時間半登山。2班に分かれ、ササや倒木などを鎌や枝切りばさみなどを使い切り落としていた。
 同事務所によると、この登山道の整備完了は来年度以降になる見込み。同事務所の田畑慎之介・国立公園保護管理企画官は「自然保護と利用のバランスに配慮しながら、今後も管理に努めていきたい」と話した。

(東奥日報社)