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小学生がサザエのカレー作り/中泊町

2017.06.30

カレーに入れるサザエの身を切る中里小の児童

カレーに入れるサザエの身を切る中里小の児童

 青森県中泊町の中里小学校(中村智彦校長)5年生児童20人が29日、古里のことを学ぶ体験学習の中で地元産のサザエを使ったカレー作りに挑戦した。児童たちは昼食でカレーを味わい、「おいしい」と笑顔を見せていた。
 同町小泊地区などでは、まだ豚肉や牛肉が手軽に手に入らなかった時代、漁師たちの家庭でサザエなどを肉の代わりに入れたカレーを食べていたという。最近になって町内の飲食店がこの「漁師の家の飯」に注目、地元ならではのメニューとして提供し人気を得ているという。
 町は、農業が基幹産業の中里地区の子どもたちにも漁業中心の小泊地区のことを知ってもらおうと、体験学習の中でサザエカレー作りを提案、小泊漁港近くの日本海漁火センターで実施した。
 講師役を務めたのは、小泊漁協婦人部や若手漁業者らでつくる「活はまクラブ」のメンバー。児童たちは婦人部副部長の久保田和子さん(61)らから聞きながら、むき身のサザエや野菜を食べやすい大きさに切った。最後にカレーの中にサザエを入れて火を止めると、児童たちは「できた」とうれしそうに声を上げた。
 昼食の時間では、自分たちで作ったカレーを口に含むと表情を崩し、「おいしい」を連発していた。
 奈良実莉(みのり)さん(10)は「カレー作りは楽しかった」、打越(うてつ)士恩君(10)は「サザエがこりこりしておいしい」と満足そうに話した。

(東奥日報社)