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博多祇園山笠に立佞武多の技

2017.07.03

三上さんが制作したのぼりを持つ人形ランタン。キャナルシティ博多の山笠に飾り付けた(三上さん提供)

三上さんが制作したのぼりを持つ人形ランタン。キャナルシティ博多の山笠に飾り付けた(三上さん提供)

 1日に開幕した福岡市博多伝統の夏祭り「博多祇園山笠」に、五所川原立佞武多(たちねぷた)の技法を取り入れたランタンを乗せた飾り山笠(山車)が登場し、観光客の目を引いている。ランタンは、青森県五所川原市出身でかつて大型立佞武多の復活に携わった三上真輝(まさてる)さん(64)=福岡県在住=が制作。三上さんは「北と南の文化を融合した作品に仕上がった」と胸を張る。
 三上さんは13年前から博多祇園山笠に関わっており、立佞武多制作で培ったねぷたづくりの技術を生かしたランタンを毎年、山笠に飾り付けている。
 今回は参加団体の一つ「キャナルシティ博多」から委託を受け、約2メートルの人形ランタンを作った。博多祇園山笠が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたのを記念し、登録を祝うのぼりを人形に持たせた。山笠は福岡市博多区の大型商業施設・キャナルシティ博多のイベント会場に14日まで展示される。
 三上さんは五所川原市職員だった1996年、市内有志とともに、約80年ぶりに大型立佞武多を同市の岩木川河川敷で復活させた。2004年に福岡県に移り住み、ランタンの工房を営んでいる。
 「最初のころは、博多の人たちに、ねぷたの文化を受け入れてもらえるのか心配だった。今年も『よかね(良いね)』と言ってもらえてほっとしている」と話した。

(東奥日報社)