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百石社交ダンス愛好会パオ、教え合い40年

2017.10.08

フォーメーションの練習に熱が入る会員たち=9月27日夜、おいらせ町みなくる館

フォーメーションの練習に熱が入る会員たち=9月27日夜、おいらせ町みなくる館

 青森県おいらせ町の「百石社交ダンス愛好会パオ」(会員17人)が今年創立40周年を迎えた。専属講師を持たず、会員同士で教え合い上達してきた珍しい団体。町奨学基金などに毎年寄付し社会貢献も果たしてきた。9日に同町みなくる館で開く記念ダンスパーティーに向け、練習に一層熱が入る。
 パオは1977(昭和52)年創立。年2回チャリティー発表会を開き、初年度から収益の一部を寄付してきた。寄付先は2000年まで百石町社会福祉協議会、01年以降は百石、おいらせ両町の町奨学基金。町教委学務課によると、町奨学基金への寄付総額は180万円を超える。
 社交ダンスの団体は専属講師を雇いレッスンを受けるのが一般的とされるが、パオは創立当初から「みんなが先生、みんなが生徒」が合言葉。振り付けや演技構成も会員たちで意見を出し、教え合ってきた。副会長の吉田淳さん(56)は「講師がいないのに技術レベルを保ち、発表会を40年も続けてきた。会員のモチベーションが高いからこそできること」と語る。
 本番まで2週間を切った9月27日夜、パーティー会場のみなくる館では会員12人が練習に集中。見せ場は「フォーメーション」と呼ばれる高難度のパフォーマンスで、複数のペアがワルツを踊りつつ、陣形を変えたり踊る相手を入れ替えたりする。
 会長の蛯名政秀さん(72)は「全員で教え合い少しずつ完成度を高めてきた。本番も練習の成果を披露しパーティーを盛り上げたい」と張り切る。
 9日は午後4時半からダンスタイム開始。プロによる模範演技もある。同会は「ダンスに関心がある人も気軽に見に来て」と呼び掛けている。

(東奥日報社)