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一面のツツジ 展望デッキで安全に観覧/階上岳山頂に設置

2017.10.18

ヤマツツジの群落で知られ、八戸市街などを眺望できる階上岳8合目の大開平=5月

ヤマツツジの群落で知られ、八戸市街などを眺望できる階上岳8合目の大開平=5月

 環境省は三陸復興国立公園・階上岳の山頂と、ヤマツツジの群落で知られる8合目・大開平の2カ所に展望デッキを整備している。年内完成が目標。山頂からの眺望や、山肌を染める紅色のツツジの花々をより安全に楽しめるようになり、地元関係者は階上岳ファンの拡大に期待を寄せる。
 同省が2013年の国立公園創設以来進めてきた青森県側の主な整備は、14年の種差海岸インフォメーションセンター、15年の小舟渡(こみなと)海岸廿一平(にじゅういちたい)のトイレ、階上岳大開平休憩所に続き4カ所目。一定程度の施設充実が図れたとして、比較的規模の大きい直轄整備事業は今回で一段落する。
 展望デッキは山頂が最大で幅約6メートル、奥行き約4メートル。大開平が幅約13メートル、奥行き約5.2メートル。地面からの高さは最大で山頂が約1メートル、大開平が約60~80センチ高くなる。眺望できる山の名前などの解説板も設置予定。山頂にはベンチや野外卓も整備する。
 登山ルートは複数あり、工事中でも山頂まで登れなくなる期間はないという。
 階上岳の年間観光客入り込み客数は、2014年が7万6524万人、15年が10万7707人、16年が18万629人と急増、階上町の担当者は「国立公園指定で知名度が向上し、旅行会社のツアーに組み込まれることも増えたように感じる。より利用しやすくなるので、整備をきっかけに階上岳に登ってみてほしい」と話している。

(東奥日報社)