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登山者が少ない十和田山の紅葉は?

2017.10.31

また東奥日報社のフク朗と駆けつけ一杯、青森県在住30代女子ナオエッティことNAOです。こんにちは。

 

フク朗「この間の毛無岱よかったよ~、もう1本紅葉いってみようか?」

前回の記事>プレミアムな紅葉を求めて!!毛無岱

NAO「東奥日報の山担当さんがドローンで紅葉撮ってるじゃないですかー。」

フク朗「登ってない山とかあるじゃない。だって青森県だよ、森いっぱいじゃん?」

NAO「森の賢者なんだからフク朗が行って来たらいいじゃない。」

フク朗「最近痛風の気があってさ、羽ばたけないのよ。あ、奥入瀬渓流以外でお願いね。」

 

相変わらずの営業っぷり炸裂です。

フクロウ

羽ばたけなくてもビールは持てる東奥日報のゆるキャラ

 

青森の紅葉と言えば奥入瀬渓流というくらい有名ですよね、紅葉も山の下へ下へと降りてきて奥入瀬渓流付近の紅葉はは10月下旬がピーク。

渓流を眺めながらゆっくり歩くことができるので、この時期は全国から多くの人が訪れてとても混み合います。

そして同時にエコロードフェスタが開催されており、一般車両は入ることができません。(シャトルバスが運行)

参照>奥入瀬エコロードプロジェクト

 

フク朗のリクエストにより奥入瀬渓流以外ということで、今回は普段人が入らなさそうな場所を選んで行ってきました。

人が行かないからこそプレミアム!という解釈でよろしいでしょうか?フク朗さん。では…

中級者向けで迷いやすく熊も多い十和田山へ。

 

 ◇十和田山とは…青森県上北郡十和田湖町(現在は十和田市)に位置する十和田カルデラ外輪山の最高峰。

山頂からの眺望はすばらしい。十和田湖の湖面を眼下に、八甲田山や尾根続きの戸来岳、十和利山をはじめ、岩木山や森吉山、八幡平も見渡せる。
 別名、御子(おんこ)岳ともいわれる。常緑木のイチイをオンコともいうため、山頂にイチイが茂っていることが、その名の由来だろう。

参照>YAMAKEI ONLINE

 

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 エクスカリバーを片手に、いざ出発!

※山登りに慣れていない方はやめておいた方がいいです、ブログで楽しんでくださいね。

 

宇樽部側の登山道から登っていきますが、一番見つけにくかったのは登山口でした。

最初から惑わすぜ十和田山、さすが中級者向け。紅葉より熊が多く藪漕ぎで有名でもあります。

さらに迷いやすい山と言われているので、ピンクリボンを目印に登山道を逸れないように注意しながら進みました。

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頼りのピンクリボン

山に入るとまず迎えてくれたのがキャラメルのような甘い芳香、足元にはカツラの葉っぱがたくさん落ちていました。

足元はふかふかしていて歩いていると気持ちがいい、五感を使いながら楽しめるのも登山の楽しみですね。

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楽しみながらずっと行けるのかと思いきや、半分以上は笹薮で普段の登山以上に体力が奪われます。

こりゃピンクリボン見失ったら登山道から外れるわ…下りはさらに登山道が笹に隠れるから迷いやすいのでしょう。

下りで迷いやすいと地元の方に言われたのに納得。

見渡す限り笹、笹、笹。

人生でこんなに「笹」って打ったの初めてだし!

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そして山に入ってから気づいたのですが、十和田山は巨木も多いエリアのようです。

倒木もあったけれどあちこちに巨木が空に向かってそそり立っています、巨木の種類もさまざまなので巨木マニアには堪らない山かもしれません。

パワーもらえそうなのでタッチしたりハグしてみたり、登りきる力と樹力(気力)をください…。

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山を彩るカエデやブナは中腹付近が綺麗で、その上はほぼ笹薮で写真を撮る余裕がありませんでした。

こんな感じで紅葉も鮮やか、ここ数日の寒さで色づきが綺麗になったのでしょうか。

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そして笹薮からやっと抜け出した頃にはへとへとでしたが3時間ほどで無事頂上へ。

十和田山の標高は1054m、頂上は3畳ほどのスペースで笹や木に囲まれていてあまり風景は見えず。

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それでも景色を伝えるべく背伸びしてパノラマで1枚撮影。(本当は写真より紅葉が赤くなってました)

遠く牧場のようなものが見えたり、頂上付近からは十和田湖を眺めることができます、やっぱり景色は綺麗ですね。

秋晴れでいい天気、さらに十和田山の紅葉もドンピシャだったので総じて◎

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誰もいない3畳間はもうプライベート空間、お楽しみのランチは温かいものがオススメです。

失われた塩分もワンタンで接種、一番の楽しみのコーヒーも忘れずにね。

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頂上は風が強いのでご飯を済ませたらサクッと撤収、長い笹薮を抜けて中腹へ。

行きは登るのに必死であまり紅葉を楽しむということはできませんでしたが、帰りは余裕ができたので写真を撮りながら。

午後の光は赤みが増すので紅葉も行きより赤く見えます。

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  22883133_1430244377091984_1001684984_n   黄色からオレンジへのグラデーション、それにしても大きい

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この辺りのブナはほとんど濃いオレンジ

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イタヤカエデやハウチワカヤデなどが色鮮やか

山の中腹付近はブナやミズナラなどの高木とカエデ類が多く、わりと歩きやすいのでのんびり見ることできました。

パノラマで撮影するとこんな感じ、少し歩けば色味がまた変化して飽きることがない。

パノラマ1  

   見渡す限り色の洪水のような十和田山、マイナーな山だからこそ人もいなくてひとり占め。

奥入瀬渓流も十和田湖もいいけれど、その周りにはたくさんの山々があってどれもこれも綺麗です。

 

だから私のオススメは1日目に奥入瀬渓流を歩いたり八甲田ロープウェイから紅葉を見て、

青森の地モノを食べた後は温泉で疲れを癒して1泊、次の日に人の少ないエリアの紅葉をゆっくり楽しんで欲しい。

人目を気にすることなく自然の中に自分だけという時間を作れるのは、自分で選ばないとできません。

途中どこからか聴こえてきたアカゲラのドラミング、木の葉が落ちる音…もしかしたら他に人がいたら気付くことができなかったかも。

五感が研ぎ澄まされる山はオススメです。

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私は体力もないし山登りは得意じゃないし、平らなところだけ歩きたい。

どちらかというとキャンプしてBBQを楽しみたい派で、なんら普通の女子と変わりません。

だけど見たこともない景色を眺めながら美味しい1杯のコーヒーを飲みたい…それ故に山に登るのです。

観光地を巡るだけじゃなくて、自分が何をするのが好きなのか知ると訪れた場所で新しい発見があるかもしれませんよ。

 

それではコーヒー1杯の為に藪漕ぎする姿でお別れしようと思います。

好きな事をやる為には努力が必要ってことよね…甘くないわ。

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あぁ、人生って笹薮のようね。

(木滝 奈央)