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西目屋村にもあった「遮光器土偶・縄文文化」

2017.11.13

知人のフェイスブックの投稿に「青森県立郷土館・土曜セミナー『遮光器土偶の時代 ~西目屋村の亀ヶ岡文化~』11月11日開催」という文字を見つけました。

 明日じゃないか~!

調べると事前申込が不要とのことだったので、急遽行くことに。

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以前から西目屋村の津軽ダム建設現場で大規模な遺跡発掘調査が行われていたことは知っていましたが、そこでいつの時代の、どのような出土品があったのか、という情報は村内にいてもほぼ見聞きすることがありません。特に縄文遺跡に興味があるわけではないのですが、そのことがなんとなく気になっていました。

今回は無断でいろいろ写真載せられないので、郷土館さんのブログを見てください!

  ↓ ↓ ↓

県立郷土館のブログ「実はすごい!西目屋村の川原平(1)遺跡」

いや、ホントに村内で「縄文遺跡」というキーワードを耳にすることはなく、世界遺産白神山地の陰に隠れていますが、セミナーで聞いた内容によると、かなり貴重な遺跡だということがわかりました。

中でも遮光器土偶は、縄文時代晩期の1000年分くらいの歴史がたどれるほど広範囲の出土品があったこと、三内丸山遺跡ではおなじみの居住域、廃棄域、墓域がセットで出土するという珍しいケースであることなど、講師の先生の説明の仕方で「すごいんだ」というのが伝わってきました。他にも、円盤状石製品といって石を丸く加工したものや、石に丸い穴を空けたものが多く、その数6800個と日本一の出土数なんだそうです。

この日印象に残ったのは講師の先生の「縄文文化に『中心地』なんてものはない。西目屋を『へき地』と考える視点からの脱却」という言葉でした。もう少し詳しい話を聞きたかったです。 そして今も昔も白神山地は西目屋の人々に恵をもたらしているんだなと改めて知りました。

これまで発掘の魅力などあまり知りませんでしたが、出土品は、きれいに洗って展示する頃には乾いて色もあせているけれど、見つけた瞬間は色も鮮やかでとても綺麗なんだそうです。それが発掘をする楽しみの一つだと先生が仰っていました。

西目屋村の発掘現場となった川原平地区は、現在津軽ダムによってできた津軽白神湖に沈んでいますが、今年の夏は雨量が少なくずっと姿を現していました。カヌーツアーなどで何も知らずに見ていたあの場所がそのような縄文の歴史跡だったと知って驚き。

西目屋村から出土した多くのすばらしい出土品を、来年一挙に展示する催しを郷土館さんが考えておられると聞き、西目屋村でももっと盛り上がらないかなぁ、ともどかしくなりました。

そして、そんなに貴重な遺跡なのに、世界遺産の登録を目指している縄文遺跡群の仲間に入ってないんだ…と。湖底に沈むからですか?幻の縄文遺跡(夏場は露出しそうですが)とかならないですかね。

ついつい観光に結びつかないかという方向に考えが向いてしまいますが、何か少しでも働きかけが出来ればいいなぁと考え中です。


(木立 恭子)