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縁起物の絵入りリンゴ、最高値28万円/弘果

2017.11.23

次々と競り落とされた縁起物の絵入りリンゴ=22日午前8時20分ごろ

次々と競り落とされた縁起物の絵入りリンゴ=22日午前8時20分ごろ

 来年の干支(えと)の戌(いぬ)や七福神など縁起物をあしらった絵入りリンゴの競りが22日、青森県弘前市の弘果弘前中央青果で行われた。大玉の3個セット「龍虎鷹に松竹梅」が最高値の28万円で落札されるなど、市場は活気に包まれた。
 上場したのは、同市下湯口の農家岩崎智里さん(48)が栽培した「スタークジャンボ」と「陸奥」の1個売りやセット物の72種281点。岩崎さんによると、今年は10月上旬の降雨で天候に恵まれなかったが、例年並みの仕上がりとなった。近年は、台湾や香港など海外向けの引き合いが強まっているという。
 特設会場では、威勢のよい競り人の掛け声とともにリンゴが高値で競り落とされるたびに、買参人からどよめきの声が漏れた。

28万円で競り落とされた絵入りスタークジャンボ3個セット「龍虎鷹に松竹梅」

28万円で競り落とされた絵入りスタークジャンボ3個セット「龍虎鷹に松竹梅」

 この日の28万円は、昨年の最高値15万円を大きく上回った。弘果担当者は「過去最高かどうか分からないが、少なくとも近年聞いたことがない高値」と語った。1個売りの最高値は、宝船と七福神の絵が入った9万円。船に28個のリンゴを積んだ「宝船」は20万円と値を飛ばした。
 図柄の題材は、子犬やハート付き英字「LOVE」、中華圏特有の縁起物「倒福(上下逆さまの福)」などさまざま。会場で競りを見守った岩崎さんは「リンゴに付加価値を付けようと、絵入りリンゴの栽培を始めた亡き父から引き継いで、今年でちょうど20年目。高値で取引されてありがたい」と話していた。

(東奥日報社)