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三沢の高1バンドがグランプリ、デビューへ

2017.11.30

グランプリ受賞の喜びを語る(左から)種市さん、工藤さん、安部さん

グランプリ受賞の喜びを語る(左から)種市さん、工藤さん、安部さん

 青森県三沢市在住の高校1年生3人で構成するバンド「No title(ノータイトル)」が、「LINEオーディション2017」で総合グランプリに輝いた。人気ボーカルグループ「GReeeeN」、ゆずなどを手掛ける音楽プロデューサー・JINの提供する曲で12月、LINEの音楽レーベル「LINE RECORDS」からデビューする。3人は「自分たちらしさを大切にしながら、個性的な音楽を作っていきたい」と話している。

 メンバーは、リーダーでギターの安部(あんべ)遥音(はると)さん(16)=八戸北高校、ボーカルとギターの工藤帆乃佳(ほのか)さん(16)=三沢高校、キーボードの種市悠人(ゆうと)さん(16)=同。

 岡三沢小、堀口中と同窓生だった3人が、一緒に音楽活動を始めたのは昨年9月。同中文化祭を3週間後に控え、安部さんが「バンドを組もう」と呼び掛けたのがきっかけだった。

 受験期は一時、演奏活動から遠ざかったが、卒業前にCDを同級生に配布。高校進学後は10代対象のロック・フェスにエントリーしたり、八戸市の館鼻岸壁朝市などで演奏。動画投稿サイトでも人気が高まっていた。

 LINEオーディションには初音ミクのカバー曲「rain stops、good-bye」でエントリー。バンド部門で最優秀賞を受賞、5部門全体の総合グランプリも獲得した。LINEの担当者は「再生やシェアの回数、リスナーからの反応などを総合的に審査した。素直さやセンス、素朴さもポイントになった」と説明する。

 受賞を受け、3人は家族や友人、学校関係者などに感謝の言葉を述べた。安部さんは「夢かなと思うくらいうれしい。JINさんにプロデュースしていただく曲に全力で取り組む」、工藤さんは「このメンバーと出会えて良かった。ドラムやベースのないバンドですが、私たちらしい曲を提供していきます」、種市さんは「クラシックピアノを習ってきたが、ジャズも勉強し、演奏の幅を広げていきたい」と抱負を述べた。
LINEオーディション2017

 音楽データを受信しながら再生する「音楽ストリーミング」時代の新たなスターの発掘が狙いで、無料通信アプリLINE(ライン)の運営会社が主催した。2014年に続き2度目の開催。ボーカリスト、シンガー・ソングライター、ラッパー、バンド、フリーの5部門で7月下旬~8月末に応募を受け付け。1次審査を通過した各部門上位5組の計25組は、楽曲を定額制音楽配信サービスで公開。2次審査(10月27日~11月10日)を経て11月26日、総合グランプリが発表された。応募総数は公表されていないが、25組の楽曲の総再生回数は約100万回だったという。

(東奥日報社)