中南 青森LOVERS

やっぱりすごい!西目屋村の縄文遺跡

2018.01.16

先月、青森県立郷土館の土曜セミナーに参加して以来、気になる西目屋村の縄文遺跡。過去の投稿「西目屋村にもあった『遮光器土偶・縄文文化』」を読んで下さった方々からも反応をいただきました。なにかもっとできることはないかな、と思っていたら西目屋村と弘前市東目屋地区の交流新聞「いつ・もの・こと目屋新聞」の編集者である工藤健さんがこの件を取材したいとのこと。さっそく県立郷土館の学芸員さんにお願いしてお話を聞かせていただくことになりました。

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せっかくなので、というか一人では行けなかったので工藤さんの取材にちゃっかり同行させてもらうことにしました。ご対応くださったのは杉野森淳子さんと岡本洋さん。内容は前回と重複するので割愛しますが、西目屋村で発掘された遺跡がいかに貴重であったか、また大規模であったのかを改めて知りワクワクしてきました。

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その時の記事が昨日発行された「いつ・もの・こと目屋新聞」に掲載されました。 紙面はこちら(PDF)

発掘作業は2015年に終了しましたが、それから2年かけて2017年の3月にようやく出土品の整理が終わったそうです。それもそのはず、出土した土器は段ボール箱にして1万5千箱以上。学校の体育館がいっぱいになるほどの数だったそうです。出土品の数だけでいえば三内丸山遺跡に次ぐ量で、発掘範囲は三内丸山遺跡よりも広いとのこと。

とっても素人的な発想で「こんなに貴重なのに、どうして世界遺産を目指している縄文遺跡群の仲間に入っていないのですか?」という質問の答えは「遺跡がダム湖に沈んだから」でした。夏の渇水時期には地上に現れるものの、地図上には存在しない遺跡なのだそうです。ちょっぴり残念な気もしますが、これだけの大規模な発掘ができたのは、ダムの建設があったからこそ。

津軽ダム建設は津軽の人々の生活を守るだけじゃなく、西目屋村に縄文遺跡という歴史的遺産も残してくれたんですね。観光資源として発展すると嬉しいですが、まずはとにかく、今年11月開催予定の展示会に向けて地元から盛り上がっていけるように微力ながら何か協力できればと思います!


(木立 恭子)