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下北の能舞、観客を魅了/東通で芸能発表会

2018.01.07

武士舞「屋島」を演じる古野牛川敬神会=6日、東通村体育館

武士舞「屋島」を演じる古野牛川敬神会=6日、東通村体育館

 東通村郷土芸能保存連合会の郷土芸能発表会が6日、青森県東通村体育館で開かれた。今年は「下北の能舞 国重要無形民俗文化財指定30年記念」と銘打ち、能舞が受け継がれている同村、むつ市、横浜町から計15団体が参加。能舞や神楽などを披露し、地区の伝統を継承していく思いを共有した。

 下北の能舞は600年近くの歴史がある。1989年3月に国重要無形民俗文化財の指定を受け、今年で30年目になる。

 発表会は郷土芸能連合会が主催、下北の能舞保存連合会が共催。例年は村内の団体のみが参加しているが、今年は30年記念として、能舞を受け継いでいるむつ市や横浜町の団体も招かれた。

 源平合戦を題材にした「屋島」、伝統的な能舞の演目「かねまき」など、各団体が集落で代々受け継がれてきた能舞を披露。太鼓と笛、手びらがねなどの囃子(はやし)に合わせ、演者が時に優美に、時に激しく舞台の上を舞った。

 村に伝わる獅子舞や神楽などの郷土芸能も行われ、詰め掛けた大勢の観客は次々と繰り広げられる個性豊かな演目に見入っていた。

 郷土芸能連合会の越善和彦会長(59)は「少子高齢化で伝承が厳しくなっている中でも、努力して芸能を盛り上げている地区もある。伝統を絶やさないという思いで若い人たちへの継承に努めていきたい」と話した。

(東奥日報社)