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弘前雪燈籠まつり、陸自が制作準備開始

2018.01.11

手際よく大雪像用の足場を組み立てる隊員たち

手際よく大雪像用の足場を組み立てる隊員たち

 青森県弘前市で2月9~12日に開かれる第42回弘前城雪燈籠(どうろう)まつりのメインとなる大雪像などの制作準備作業が10日、弘前公園四の丸で始まり、陸上自衛隊弘前駐屯地の協力隊員たちが雪像制作用の足場作りなどに汗を流した。
 今年の大雪像は、近代建築の巨匠・前川國男が設計した国登録有形文化財の市庁舎(前川本館と前川新館)が題材。高さ7.9メートル、幅14.5メートル、奥行き7.85メートルを予定しており、大雪像に使う雪は大型ダンプ約120台分に上る見込み。このほか滑り台も制作する。
 作業開始に当たり四の丸に隊員75人やまつり関係者が集まり、自衛隊協力隊の編成完結式を開いた。弘前駐屯地業務隊長の長尾樹意(たつよし)2等陸佐と、まつり運営委員長の葛西憲之市長が隊員を激励。式後、隊員は足場の組み立てに取りかかり、互いに声を掛け合いながらてきぱきと作業を進めた。足場設置は14日まで行われる。15~19日に雪を運び込んで積み上げ、22日~2月4日に雪を削って市庁舎の形を作る予定という。
 協力隊長の京谷直伸1等陸尉は「近代建築の代表である前川建築を忠実に再現し、市民や観光客に感動を与えたい」と抱負。「園内の雪は少ないが(岩木山の)津軽岩木スカイライン付近から運搬するので雪の量は心配ない」と話した。
 まつりでは、大雪像に映像を投影するプロジェクションマッピングを実施するほか、付近で前川建築のパネル展示も行う。

(東奥日報社)