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むつ・奥内歌舞伎に盛んな声援と拍手

2018.01.22

「白浪五人男」の「稲瀬川勢揃(ぞろ)いの場」を演じる子どもたち

「白浪五人男」の「稲瀬川勢揃(ぞろ)いの場」を演じる子どもたち

 第70回東奥賞を受賞した青森県むつ市の奥内歌舞伎保存会(井田昌則会長)が21日、同市の奥内小学校で21回目の新春公演を行った。保存会や奥内地区の子どもたちが代々受け継がれてきた型を演じきり、詰めかけた観衆を沸かせた。

 第1回の公演で披露された神楽が復活。子どもたちの「三番叟(そう)」の舞とともに舞台を清めた。保存会による「忠臣蔵五段目」では、義太夫の語りと三味線に合わせ、演者が迫力ある見えや立ち回りを披露した。

 子ども歌舞伎恒例の演目「白浪五人男」では、主役を張る五人男に扮(ふん)した子どもたちが一人一人堂々と名乗りを上げ、観客の盛んな声援や拍手を浴びていた。

 白浪五人男で弁天小僧を演じた木村碧さん(奥内小5年)は「抑揚をつけて名乗りの長台詞(ぜりふ)を上手に回せた。緊張したけど、とても楽しかった」と声を弾ませた。

 舞台を見たむつ市の山端正寿さん(64)は「地域の人たちが一体となって舞台を盛り上げようとする気持ちが伝わり感激した。これからも応援したい。来年の舞台が楽しみ」と喜んだ。

 井田会長は「子どもも大人も、普段の稽古よりも締まった120パーセントの演技を見せてくれた。大成功の公演だった」とたたえた。

(東奥日報社)