グルメ2017年 東青

シェフの想いがとけ込んだブイヤベースをどうぞ

2018.02.06

青森市の藤田組通り沿いにあるレストラン「Cassis(カシ―)」をおとずれた。
贅沢なひとときランチ(4,500円税込)をいただく。

内観

外観

 

 

 

 

 

 

料理全体まず出てきたのは「トランペットズッキーニのポタージュスープ」。

この日の日替わりスープの材料は十和田市の農家さんからのいただきものだそうだ。調理する前はグネグネした不思議な形をしたトランペットズッキーニ。初めて食べたが普通のズッキーニとカボチャの中間のような独特な味わいが楽しい。

 

 

次に出てきた「黒鯛のカルパッチョ トマトのピクルスとスプラウトのサラダ添え」。

パプリカを使用した鮮やかなオレンジのソースに魅了された。酸味の強いソースは新鮮な黒鯛を見事にひき立てている。こちらは「豚肉のパテ」と、どちらか選択が可能。

 

DSC_0051続いては「Cassis 特製 ブイヤベース」。

陸奥湾で採れた数種類の魚をぶつ切りにし、野菜と一緒に2時間半煮込んでダシをとる。うま味だけがぎゅっと詰まったスープにアブラメ、ヒイカ、ホタテ、野菜を加えてさらに煮込む。

そのまま食べても美味しいブイヤベースだが、ニンニクが入ったアイオリソース付きのラスクをスープに浸して食べると、また違う味を堪能できる。

 

メインブイヤベースを堪能した後はメーン。

「ニュージーランド産 牛フィレ肉のロースト マッシュポテトと季節の野菜添え 赤ワインソース」が運ばれてくる。

表面をバターでローストした柔らかいフィレ肉を赤ワインソースでいただく。ソースには赤ワインの他に、仔牛からとっただし汁のフォンドボーや西洋野菜のエシャロットが使われており、私の日常生活ではなじみのない食材がフィレ肉の味をより特別なものに感じさせる。付け合わせのマッシュポテトとの相性も抜群だ。

 

DSC_0094最後にいただいたのは「温かいリンゴのタルト・フィーヌ マスカルポーネのアイスクリーム添え」。

重ねたパイの上に薄く切ったリンゴをのせて焼いたタルト・フィーヌ。マスカルポーネのアイスをのせて食べると甘すぎないさっぱりとした味わい。コーヒーとよく合う。
さっと降りけられた黒コショウとバルサミコ酢が、きりっとまとめてくれる。締めくくりのデザートはシンプルながらもシェフの遊び心が垣間見える素敵な逸品だった。

 

シェフ料理を作っていただいたのは草野晋輔シェフ。

2017年3月に東京都から青森県に移住し、約半年でお店のオープンにこぎつけた。
店名の「cassis(カシ―)」はフランスの小さな港町・カシ―からとった。以前フランスで修業していたシェフがたまたま行き着いた街だったという。過酷な修業を乗り越えたどり着いたその街は美しかった。太陽に照らされた海辺のテラスでワインを飲みながらブイヤベースを食べたときに最高の幸せを感じたのだそうだ。

 

「贅沢なひとときランチ」には、その時シェフが感じた幸せがぎゅっと詰まっているようだった。(本社・勢)

 

【Cassis(カシ―)】
住所 青森市松森3-20-52
電話 017-764-0331
営業時間 Lunch 11:30-14:30
     Dinner 17:30-22:00

(東奥日報社)