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青森港の新雪処理施設 運用順調

2018.02.08

桟橋で囲んだ巨大な“いけす”のような海(手前)に次々と雪を投げ込むダンプカー。奥は青森ベイブリッジ=6日午後8時59分、青森港

桟橋で囲んだ巨大な“いけす”のような海(手前)に次々と雪を投げ込むダンプカー。奥は青森ベイブリッジ=6日午後8時59分、青森港

 青森市の青森港に巨大な“いけす”のような新雪処理施設が完成して2カ月。道路排雪で集めた雪を海に捨てる専用施設で、海中に網を張り、雪に混じるごみの流出を防ぐことから、海洋環境を守りながら効率的に雪を処理できる。これまで1日に延べ千台を超えるダンプカーが利用したこともあったが、渋滞は起きず順調な運用が続いている。
 雪を積んだダンプカーが雪処理施設のゲートを通り、北側桟橋まで進んでバック。大きく荷台を跳ね上げると、雪が「ドーッ」と音をたてて海面に滑り落ちた。ダンプカーはゆっくりと動きだし、再び排雪作業の現場に向かった。
 この間、わずか2~3分。北側桟橋は幅約200メートル、奥行きが約20メートルと広く、ダンプカーは施設の中を一方通行で移動するため、滞留することはない。青森市では6日夜から7日朝にかけて国道4号、同103号などで排雪作業が行われ、延べ1013台のダンプカーが雪を運び込んだ。
 同施設は青森港浜町埠頭(ふとう)に隣接した海を2本の桟橋で仕切り、約1万4300平方メートルを雪捨て場として昨年12月、利用が始まった。青森市道路維持課によると6日までに計39日で延べ2万3574台のダンプカーが夜間、雪を投入。1日当たり延べ千台を超えたのは6日で、1月4日の延べ1476台が最高だった。
 青森市では陸上の雪捨て場15カ所のほか、沿岸部は堤、沖館、油川の3埠頭に雪を捨てていたものの、道路排雪のダンプカーと、民間業者や市民の雪捨てが入り交じる状態だった。
 同市道路維持課の土岐政温雪対策室長は「堤埠頭などでは雪捨ての順番待ちでダンプカーの渋滞が起きることがあったが、専用施設のため1日に千台を超えても混乱はなく、民間との混在もないことから排雪作業の効率が落ちない」と話した。

(東奥日報社)