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闇に浮かぶ光と影/田舎館冬のアート開幕

2018.02.10

約7時間をかけて完成し、ライトアップされたスノーアート「煌めく冬」=9日午後6時ごろ、田舎館村高樋

約7時間をかけて完成し、ライトアップされたスノーアート「煌めく冬」=9日午後6時ごろ、田舎館村高樋

 青森県田舎館村の「冬の田んぼアート」が9日、同村の「道の駅いなかだて」で開幕した。初日は地元のスノーアーティスト集団「It’s OK」(田澤謙吾代表)の会員11人が、雪と星の結晶をモチーフとする作品を仕上げた。夕闇に浮かび上がった光と影の芸術は、辺りを幻想的な雰囲気に包んだ。12日まで。
 制作は午前9時半ごろ始まった。会員は事前に立てた目印と設計図を頼りに、雪のキャンバスを行ったり来たり。好天にも恵まれ、汗だくの作業となった。

雪原をスノーシューで踏み固めてアートを描いていく「It’s OK」のメンバー

雪原をスノーシューで踏み固めてアートを描いていく「It’s OK」のメンバー

 途中、見学に訪れた同村の横山匠子さん(68)は「雪の上に絵を描くなんて大したもの。(天候の悪化で)アートが消えないでほしい」と話した。
 約7時間かけて奥行き72メートル、幅144メートルの作品「煌(きら)めく冬」が完成。照明がともされると、制作した会員らは「予想以上の仕上がり」と感激した。田澤代表は「完璧ではないが出来栄えは良く80点。残り20点は来冬に向けた伸びしろにしたい」と満足げに語った。
 冬の田んぼアートは3年目。昨年まで描画を担当した英国のスノーアート第一人者サイモン・ベックさんの指導を受けた「It’s OK」が制作を引き継いだ。
 展望所からの観覧は午前10時から。ライトアップは午後5~9時。期間中、キャンドルナイトや影絵プロジェクトなどの行事が行われる。問い合わせは村企画観光課(電話0172-58-2111)へ。

(東奥日報社)