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勇ましい舞で春を告げる 青森・百石えんぶりが開幕

2018.02.16

勇壮な摺りを奉納する百石えんぶり組の太夫たち=15日午前10時ごろ、おいらせ町上明堂の八幡宮

勇壮な摺りを奉納する百石えんぶり組の太夫たち=15日午前10時ごろ、おいらせ町上明堂の八幡宮

 青森県おいらせ町に春の訪れを告げる郷土芸能「百石えんぶり」が15日、開幕した。きらびやかな烏帽子(えぼし)をかぶった太夫たちが同町上明堂の八幡宮(はちまんぐう)で勇ましい摺(す)りを奉納。囃子(はやし)とともに街に繰り出し、今年の豊作を願う舞を披露した。17日まで。
 町内唯一の「百石えんぶり組」が継承。太夫のリーダー「藤九郎(とうくろう)」を務める苫米地勇樹さん(17)=百石高2=が高らかに口上を述べた。続いて濃紺の法被を着た3人の太夫が烏帽子を激しく振り、「ナルゴ」と呼ぶ棒状の道具をジャラジャラと鳴らして田植えの動きを表現した。小中学生らは竹の子舞、大黒舞など五つの祝舞を演じた。
 境内には町民や写真愛好家たち約100人が詰め掛けた。えんぶりと知らず八幡宮に偶然立ち寄ったという六戸町の主婦円子光子さん(70)は「子どもたちの舞が本当にかわいらしい。今まで伝統芸能をじっくり見ることができなかったが、良いものですね」と顔をほころばせた。
 えんぶり組は期間中、町内を門付けして回る。17日には八戸えんぶり一斉摺りに参加する。
 190年以上の歴史がある百石えんぶりは、県南各地のえんぶりと合わせ国重要無形民俗文化財に指定されている。

(東奥日報社)