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炎に家内安全の願い込め/沢田ろうそくまつり

2018.03.03

願いを込めて岩肌にろうそくを立てる親子=2日午後6時ごろ

願いを込めて岩肌にろうそくを立てる親子=2日午後6時ごろ

 青森県弘前市の沢田地区(旧相馬村)の沢田神明宮で2日夜、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈ってろうそくに明かりをともす「沢田ろうそくまつり」が開かれた。県内外から約2千人が訪れ、揺れる炎に願いを託した。
 まつりは山あいの小集落の同地区で450年以上続く伝統行事。壇ノ浦の戦いで滅んだ平家の霊を供養したのが始まりとされる。
 参拝者たちは雪の参道を上り、「岩屋堂」と呼ばれるほこらの中へ。岩肌にろうそくを立て、静かに手を合わせた。
 境内にはかがり火がたかれ、登山囃子(ばやし)やたいまつ行列がまつりを盛り上げた。家族で訪れた同市の佐藤響騎君(12)は「ろうそくがきれい。これからの幸せを願いました」と笑顔で話した。
 3日朝には、ろうの垂れ方で今年の農作物の豊凶を占う。

(東奥日報社)