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高校生考案 南部せんべいスイーツ/期間限定「カフェ」4日から

2018.03.03

プレオープンイベントで、スイーツを盛りつける高校生たち

プレオープンイベントで、スイーツを盛りつける高校生たち

 青森県八戸市内の高校生が考案した南部せんべいスイーツを提供するカフェが、4日から18日までの週末の5日間限定で、同市に“オープン”する。同市で活動する市民集団「まちぐみ」の活動の一環。まちぐみ側は若い発想を生かして南部せんべいの新たな楽しみ方を探り提案する一方で、高校生がカフェ運営を通じて郷土の食、地元の大人と接する機会にしたい-と願う。
 高校生8人はこれまで、軟らかく焼き上げる「てんぽせんべい」の作り方を八戸せんべい汁研究所から学ぶなどしながら、提供するスイーツのレシピを考案。試作品の中から、小豆ソースなどを添えた抹茶味のてんぽせんべい、砕いた南部せんべいを入れたチョコムースを、本番で提供するメニューに選んだ。
 ムースのレシピを考えた木田実優(みゆ)さん(千葉学園高1年)は「せんべいはそのまま食べるだけでなく、いろいろな料理に応用できると知りました。ふわっとしたムースとさくさくのせんべい、二つの食感を楽しんでほしい」と話す。
 2月下旬には本番に備え、同市内丸のまちぐみラボでプレオープンイベントを開催。地元・内丸地区の住民を招き、もてなした。「おいしいし、せんべいをスイーツとして食べるのは新鮮。また食べに来たい」と菅原洋子さん(69)。市沢敏子さん(75)は「若い人と接するとパワーをもらえる。抹茶の濃さ、盛りつけを工夫すればさらにパーフェクト」と笑顔を見せた。
 この日接客を担当した三浦歩美さん(千葉学園高2年)は「レシピを考えたり、試作したりするのは楽しく、参加して良かった。本番に向けて練習を頑張ります」と意気込む。

高校生が考案した南部せんべいスイーツ。チョコムース(左)と小豆ソースなどを添えたてんぽせんべい

高校生が考案した南部せんべいスイーツ。チョコムース(左)と小豆ソースなどを添えたてんぽせんべい

 まちぐみ組長のアーティスト山本耕一郎さんは「高校生が地元の大人と交流していれば、例えば県外に移り住んだとしても、帰省時に行きたいと思う場所が増えるかもしれない。地元に居場所があることが、高校生にとって財産になる」と取り組みの意義を語る。
 「高校生とつくる南部せんべいカフェ」は同市が主催。4、10、11、17、18日の午後1時~4時、同市の八戸ポータルミュージアム「はっち」ギャラリー1で。まちぐみメンバー考案の南部せんべいティラミスも提供する。

(東奥日報社)