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犠牲者の鎮魂祈る350人の列/八戸市種差海岸

2018.03.12

震災発生時刻の午後2時46分、太平洋に向かい祈りをささげたヒューマンバンドの参加者=11日、八戸市の種差海岸

震災発生時刻の午後2時46分、太平洋に向かい祈りをささげたヒューマンバンドの参加者=11日、八戸市の種差海岸

ヒューマンバンドでフリューゲルホルンを演奏する佐藤憲一さん=11日午後2時10分ごろ

ヒューマンバンドでフリューゲルホルンを演奏する佐藤憲一さん=11日午後2時10分ごろ

 東日本大震災から7年となった11日、青森県内で最も被害の大きかった八戸市で、参加者が手をつないで祈りをささげるイベント「HUMANBAND(ヒューマンバンド)on3.11」が行われた。種差海岸芝生地に集まった県内外の約350人が列を作って太平洋に向かい黙とう。犠牲者や被災者に思いを寄せた。
 手を取り合った参加者は地震が起きた午後2時46分、「黙とうします」の声が掛かると、目を閉じ静かに頭を下げた。家族に誘われ初めて参加したという南部町の楢山実侑さん(三本木農業高校2年)は「行方不明者が早く見つかるように、こんな災害が二度と起こらないようにと願いました。きょう経験したことを友達にも伝えたい」と話した。
 イベントは有志による団体「HUMANBANDあおもり」(小渡章好代表)が震災翌年から毎年行い、今年で7回目。小渡代表は黙とうに先立ち「(イベントを行うのは)国内外からの応援に感謝し、必ず復興を成し遂げるという誓いを新たにするため。これからもずっと続けていきたい」とあいさつした。
 元中学校校長で吹奏楽指揮者の佐藤憲一さんは「犠牲者に哀悼の意を示し、被災地が一日も早く、完全復興、完全復旧することを願う」と述べ、フリューゲルホルンでロドリーゴの「アランフェス協奏曲」第二楽章の一部を演奏した。市内外のゴスペルや合唱のグループが歌声をささげた。

(東奥日報社)