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青函連絡船・八甲田丸で終航30年イベント/青森

2018.03.14

青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸

青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸

 青函連絡船が終航してちょうど30年の13日、青森市の青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸で、記念イベントが行われた。午前9時の開館直後に訪れた来場者が、終航当時機関長だった平川市の葛西鎌司さん(73)のガイドで船内を巡り、当時を懐かしんだ。
 葛西さんは、連絡船80年の歴史に加え、グリーン船室のリクライニングシートやプロペラ、エンジンなどの細部にわたって造船当時の最高技術が詰まっていると説明。「エンジンルームでは火災に細心の注意を払っていた」などと自身のエピソードを交えながら案内した。
 最終航行日に、函館発の連絡船に乗船したという小松宏治さん(47)=島根県=は「当時の懐かしい思い出がよみがえった。連絡船はいろんな人との出会いがあり面白かった」と当時を振り返っていた。
 葛西さんは「30年前、最終航行で函館に着いたときは、ほっとしたと同時に満足感があった。自分が乗っていた船が終航してからも30年間残っていることは奇跡のようなもの。とてもうれしい」と語った。
 このほか、青函連絡船が航行していた当時の船内放送を再現したり、最終便が出航した午後5時14分に汽笛を鳴らすなどして在りし日に思いをはせた。
 連絡船は1988(昭和63)年3月13日に航行を終えた。

(東奥日報社)