東青

集う人々を圧倒、魅了 青森ねぶた

2016.08.06

沿道に迫る大型ねぶたの迫力に盛り上がる観客=5日午後8時50分ごろ

沿道に迫る大型ねぶたの迫力に盛り上がる観客=5日午後8時50分ごろ

 「芸術的」「熱気そのもの」。青森市が世界に誇る火祭り・青森ねぶた祭に、今年も芸能人やアーティストら多くの著名人が訪れている。沿道でじっくり観覧したり、ハネトとなって参加したりと、思い思いに北国の熱い夏を体感していた。また、3月に開業した北海道新幹線を利用し、日帰りでねぶたを楽しんだ北海道民からは、「宿泊を考えずに気軽に来られる」などと開業効果を喜ぶ声が上がった。
 北海道新幹線開業で青森県と北海道を日帰りで往復しても十分な滞在時間が取れるようになったことから、5日のねぶた祭では日帰りで楽しみ、最終の新幹線で北海道に戻る観光客も見られた。
 「ホテルを予約する必要がないので、天気を見て行くかどうか決めた」と函館市在住の大学教員古地順一郎さん(41)。午前中に仕事を終え、家族3人と一緒に午後3時50分着の新幹線で新青森駅に降りた。ねぶた祭を訪れるのは初めてという。
 新幹線開業前は、青森-函館間を結ぶ特急の最終列車は青森発午後8時。新青森-新函館北斗の新幹線最終列車は新青森発午後10時32分で、ねぶた祭の終了時間の午後9時まで見物しても日帰りが可能となった。
 「祭りを最後まで見てから帰れるのは大きい。次は三内丸山遺跡や弘前城に日帰りで行ってみたい」。古地さんは満足げな表情を浮かべ、青森駅に向かった。
 新幹線開業をきっかけに約10年ぶりにねぶた祭を訪れた函館市の会社員佐々木忠男さん(55)は「やはり生で見るねぶたは迫力がすごかった」と大喜び。「ねぶた祭を最後まで楽しんでも今日中に帰れるので、明日の仕事に間に合う。青森が前よりも身近に感じられる」と声を弾ませた。

(東奥日報社)