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「福浦の歌舞伎」役者さん全国募集/佐井(青森)

2018.03.27

2017年の春祭りでは「太閤記九段目」に地区外から募った役者が出演、舞台に花を添えた

2017年の春祭りでは「太閤記九段目」に地区外から募った役者が出演、舞台に花を添えた

 青森県佐井村福浦地区で明治中期から120年以上、漁師たちが受け継いできた「福浦の歌舞伎」の春祭り特別上演が4月10日、同地区の「歌舞伎の館」で行われる。後継者不足が深刻化する中、一部の役の出演者を全国から募集している。3月31日まで。
 福浦の歌舞伎は、全国でも珍しい漁村歌舞伎で、県無形文化財に指定されている。歌舞伎を継承する「福浦芸能保存会」は高齢化や出稼ぎなどで実際に活動できるのは現在10人ほどという。2016年3月の公演以降、一部の役を地区外から募集する形で、伝統を守っている。
 今年の演目は「三番叟(さんばそう)」「義経千本桜」「一谷嫩(ふたば)軍記」。募集するのは「義経千本桜」の早見藤太の家来役3人。事前に台本と昔の公演のDVDを見て練習してもらう。9日にリハーサルを行い、10日の本番に備える。
 9日から2泊3日で参加費5千円と交通費が必要。対象は15歳以上で、性別は問わない。応募多数の場合は抽選となる。
 事務局を務める一般社団法人くるくる佐井村の園山和徳さんは「歌舞伎の化粧をして舞台に上がる経験はなかなかできない。コミカルなシーンなので、ぜひ、舞台で爆笑をかっさらってほしい」と呼び掛けている。
 鑑賞券は、前売り1500円、当日1800円。鑑賞日帰りツアーも実施する。ツアーは10日午前9時40分に青森港を出発。高速船で福浦港へ移動、ウニの殻むき体験や、地元食堂で名物の歌舞伎丼を味わった後、歌舞伎を鑑賞。陸路で午後8時半ごろ青森港へ戻る行程。料金は1万1500円。
 鑑賞券や役者募集の問い合わせ・申し込みは、くるくる佐井村(電話0175-33-0014)へ。鑑賞ツアーの申し込みは、弘前市の旅行代理店「アルク グッド・プランニング」(電話0120-966-480)へ。

(東奥日報社)