エリア ニュース 西北

十三湖に春 シジミ漁解禁

2018.04.11

水揚げしたシジミをかごに移す漁師=五所川原市市浦地区の十三漁港

水揚げしたシジミをかごに移す漁師=五所川原市市浦地区の十三漁港

 シジミ産地として知られる十三湖で10日、シジミ漁が解禁された。漁師たちは春の日差しに輝く湖面に船を走らせ、鉄かごに爪の付いた鋤簾(じょれん)と呼ばれる道具を力を込めて引き上げ、シジミを水揚げした。

 初日は、十三漁協(五所川原市)と車力漁協(つがる市)所属の漁船155隻が出漁。各船は解禁となった午前7時、力強いエンジン音を響かせて沖合1キロほどの漁場に向かった。

 目指す場所に着いた漁師たちは船を移動させながら鋤簾を使って湖底に潜ったシジミをすくい揚げた。制限時間前には、かごや木箱に黒々としたシジミを積んだ船が次々帰港した。

 家族で出漁した小寺秀弘さん(77)は「貝は小さいけれど、初日としてはまずまずの漁」と納得した表情を見せた。

 十三漁協の工藤伍郎組合長(71)は「近年にない好天に恵まれ、各漁師とも頑張って漁に励んだ。今年は冷凍施設を活用しながら前年を上回る水揚げ金額を達成したい」と意欲を見せた。

 シジミ漁は7月上旬~8月中旬の産卵・休漁期を挟んで10月15日まで。2017年の漁獲量は十三漁協が1071トン、漁獲高7億8400万円、車力漁協は860トン、約5億円だった。

(東奥日報社)