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歌手活動45周年 故郷に感謝/吉幾三さんコンサート

2018.04.16

司会者(右)との津軽弁を交えたトークで会場を沸かせた吉幾三さん

司会者(右)との津軽弁を交えたトークで会場を沸かせた吉幾三さん

 「隣のオガさしゃべったっきゃよ」「おふくろさ、まま作ってけだどぎの話だばって」。青森市で15日に開かれた「東奥日報創刊130周年・青森放送創立65周年記念 吉幾三コンサート」。吉さんのヒット曲の数々はもちろん、津軽弁で語られる故郷の思い出話に、会場は終始、歓声や笑い声、拍手に包まれた。
 吉さんは、司会者との軽妙な掛け合いを挟みながら次々と熱唱。笑いをとったかと思うと、ガラッと表情を変えて伸びやかな歌声を響かせ、観客を引きつけた。カバー曲「吾亦紅(われもこう)」では亡き母への思いがあふれ、前後のトークで思い出を語った。
 また、交流のある演歌歌手・細川たかしさん、山本譲二さんとのエピソードも披露。「みんな元気だばって、みんな年取ったな」としみじみ話し、デビューからの年月を振り返った。
 フィナーレは「酒よ」の弾き語り。吉さんがギター一本で「なァ、酒よ」と語りかけるように歌うと、うなずくように聞く人や、目元を拭う人もいた。
 歌手活動45周年の節目を迎え、テレビやラジオの出演を抑え、海外で過ごす予定-と明かした吉さん。「青森にすてきな未来が来ることを、いつも祈っています。しばらく休みますが、今までありがとうございました」と言葉を詰まらせながら締めくくった。
 昼の公演を見た青森市浪岡の古村ゆきさん(66)は「去年のコンサートも見に来た。今年もすごく良かった」と笑顔。吉さんのコンサートは初めてという平内町の杉山ミチ子さん(62)は「手作りのうちわを渡して握手できた。もう最高」と感激した様子だった。

(東奥日報社)