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黒石・津軽こけし館 30周年祝い展示即売会

2018.04.16

こけし工人とのやりとりを楽しみながら、お気に入りの品を選ぶこけしファン

こけし工人とのやりとりを楽しみながら、お気に入りの品を選ぶこけしファン

 青森県黒石市の津軽こけし館(福士拓弥館長)は15日、同館多目的ホールで、開館30周年の節目を祝う「アニバーサリーフェスタ」と題するこけしの展示即売会を行った。津軽系こけし工人9人がブースを設け、ファンとやりとりしながら作品を販売。多くの来場者でにぎわった。
 こけしブームの影響もあり、開館前に約40人が行列を作った。午前9時に開館すると、混雑緩和のため来場者は数人ずつ館内に入り、気に入った品をじっくりと探していた。
 北海道旭川市から訪れた会社員藤田晃さん(44)は「妻がこけし好きのため付き添いで来た。こうして見ると、こけしはなかなかかわいらしくていい」としみじみ話した。
 津軽こけし工人会の阿保六知秀会長(68)は「この施設があるのは、地元住民や先人である工人たちのおかげ。そのことを忘れず、津軽系こけしの伝統を次の世代に引き継いでいきたい」と語った。
 同館は地元の住民団体「山形地区住みよい環境推進協議会」の地道な運動が行政を動かし、建設が実現。1988年4月15日、宮城県の鳴子、遠刈田に続く、日本で3番目のこけし展示館としてオープンした。現在は黒石市から指定管理を受けたツガルサイコー(福士拓弥社長)が運営しており、第3次こけしブームの影響もあってイベントのたびに全国から大勢のファンが集まっている。

(東奥日報社)