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芦野公園「桜松橋」 改修遅れ花見間に合わず

2018.05.02

工事のため2015年から通行できない状況が続いている桜松橋=1日、五所川原市金木町

工事のため2015年から通行できない状況が続いている桜松橋=1日、五所川原市金木町

 青森県五所川原市金木町にある桜の名所・芦野公園で、眺望スポットのつり橋「桜松橋(おうしょうばし)」の通行ができない状況が続いている。市が進めている老朽化対策工事は3月で完了する予定だったが、工事が遅れ、通行可能になるのは8月以降にずれ込む見通しという。観光関係者からは「花見のシーズンに間に合わず、残念だ」との声が上がる。
 橋は長さ128メートル、幅1.6メートルで1980年に完成。橋上からは、桜と湖面が織りなす風景が楽しめるため、市民や観光客の憩いの場になってきた。一方、近年は金具の劣化といった老朽化が進行。橋が落下する危険性もあるとして市は2015年12月に通行禁止とした。
 市は17年度、橋をつるワイヤや傷んだ金具を交換するなどの改修工事に着手したものの、市公園管理課によると、ワイヤ資材の納期遅れなどで工事が予定通りに進まず、今年3月に工期を8月まで延長することを決定。4月上旬、市ホームページで公表した。
 芦野公園では6日まで「金木桜まつり」が開かれており、園内では1日、観光客が桜松橋の手前で「工事中」の看板を見て引き返す姿が多く見られた。
 桜まつり実行委員会の伊藤一弘事務局長によると、実行委には「橋は通れないのか」といった問い合わせが1日に10件ほどあるという。伊藤事務局長は「工事の遅れは仕方ない」としつつも「花見で訪れた観光客に、橋を含めた散策コースやその景色など公園本来の魅力を楽しんでもらえないのは残念だ」と話す。
 市公園管理課の赤城一課長は「花見のシーズンに完成が間に合わないのは、市としても残念。今後、しっかりと橋の安全確保を進めていきたい」とした。

(東奥日報社)