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霊場に春到来/むつ・恐山が半年ぶり山開き

2018.05.02

半年ぶりに開山したむつ市の恐山。多くの参拝客が訪れた=1日午後

半年ぶりに開山したむつ市の恐山。多くの参拝客が訪れた=1日午後

 日本三大霊場の一つ、青森県むつ市の恐山が1日、冬季の休山を終え半年ぶりに山開きした。午前6時の開門とともに、県内外の参拝客や外国人観光客が次々と訪れ、境内で亡き人をしのび手を合わせる姿が見られた。
 参拝者は桜が出迎える山門をくぐり、荒涼とした岩場に点在する納骨塔、水子供養御本尊、賽(さい)の河原などを巡った。白砂が広がる宇曾利山湖畔の極楽浜近くには、東日本大震災の犠牲者を追悼する震災慰霊塔があり、参拝者が鳴らす「鎮魂の鐘」と「希望の鐘」の音が湖面を渡った。
 初めて恐山を訪れたという三重県津市の石谷悦子さん(65)は「硫黄の臭いだったり、ごつごつとした岩肌だったり、神秘的な雰囲気が漂っている。亡くなった人の霊が集まる場所というのも分かる気がする」と話していた。
 恐山の開山期間は10月末まで。7月20~24日には恐山大祭が開かれる。

(東奥日報社)