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震災復興願い茨城-八戸800キロ自転車で走破

2018.05.06

約800キロを自転車で走破し、ゴールの蕪島で健闘をたたえ合う参加者ら=5日午後2時

約800キロを自転車で走破し、ゴールの蕪島で健闘をたたえ合う参加者ら=5日午後2時

 東日本大震災の被災地復興を願い、茨城県鹿嶋市から青森県八戸市までの約800キロを自転車で走破する「ツール・ド・東日本(通称・鹿八800)」の一行が5日、最終目的地である八戸市の蕪島に到着した。7泊8日の行程で太平洋沿岸を北上しゴールした日豪の参加者が、握手を交わしたり抱き合いながら互いの健闘をたたえ合った。
 自転車の旅で被災地の人々と交流し、宿泊や特産物の買い物などを通じて地元経済を活性化させようと、実行委員会が主催し、今年で5回目。日豪から9人が参加し6人がゴールした。
 一行は4月29日朝に鹿嶋市を出発。福島県いわき市、南相馬市、宮城県女川町、気仙沼市、岩手県釜石市などを経由しながら国道45号を北上した。最終日の5日は早朝に岩手県普代村を出発。約6時間で約100キロを走破し午後2時に蕪島に到着した。
 オーストラリアから初参加のジェフ・キーンさん(62)は「(東北は)食べ物や景色、全てが素晴らしい。震災は悲劇的な出来事だったが、人々はそこでたくましく生きている。人の強さに触れられた旅だった」と感慨深げに振り返った。千葉県から参加した今村星冴(しょうご)さん(23)は「初めて参加した。まだ復興が進んでいないところもあることが分かった。自分ができることもあると感じたので今後もサポートを続けたい」と充実した表情を見せた。

(東奥日報社)