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丹精込め「焼干灰わかめ」作り/今別・袰月

2018.05.14

稲わらの灰にワカメを入れる小倉さん

稲わらの灰にワカメを入れる小倉さん

 青森県今別町袰月(ほろづき)の水産物加工・販売会社「袰月海宝」で、同社が数年前、約50年ぶりに復活させた地区伝統の「焼干灰わかめ」作りが盛んに行われている。焼干灰わかめは熱した灰で新鮮なワカメをもみ込むことでワカメ本来のうま味を引き出す。加工作業を行っている同社前の岸壁周辺には、香ばしい薫りが潮風に乗って漂っている。
 作業は同社の小倉龍毅代表(74)と依田啓夢さん(23)が、下から熱した鉄板の上で稲わらを燃やし、灰を作るところから開始。灰が出来上がるとワカメを投入。灰で包み、手でもみ込むようにワカメに絡める。11日は午前9時から約2.5キロのワカメを加工し、天日干しにした。

稲わらの灰でもみ込まれたワカメ

稲わらの灰でもみ込まれたワカメ

 灰からワカメを取り出しながら、「本当の味を引き出すために機械じゃなく手作業でやるんだ」と小倉さん。依田さんは「買ってくれた人に今まで食べたことのない味を楽しんでほしい」と汗を流した。加工作業は、ワカメが大きく成長する6月上旬ごろまで行われる。
 同商品は、同社や外ケ浜町三厩の青函トンネル記念館、インターネットなどで購入可能。

(東奥日報社)