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五戸・ピクニックマーケット盛況 移住者らが企画

2018.05.31

町内外の出店者や来場者がのんびりと交流する「月イチ!!ピクニックマーケット」

町内外の出店者や来場者がのんびりと交流する「月イチ!!ピクニックマーケット」

 青森県五戸町倉石地区で定期的に開かれているイベント「月イチ!!ピクニックマーケット」が町内外から注目を集めている。会場では各地のクラフト作家、農業者らによる出店やワークショップ、地域住民によるフリーマーケットなどを開催。スタート2年目を迎え、地域と町外の人々が気軽に交流する場としても定着しつつある。
 晴天に恵まれた20日、会場の小渡平公園ビジターセンター付近には荷物を抱えた出店者が次々と集まっていた。ひときわ大きな本部テントを組み立てていたのは、2016年に東京から移住した佐藤美穂子さん(35)と町地域おこし協力隊員の山口千代さん(38)。3月まで協力隊員を務めた高山(旧姓鳥谷部)恵里子さん(30)との3人で主催団体「マメツナサンド」を結成し、昨年から原則毎月第3日曜日に開催している。
 本年度1回目となったこの日は、同町や南部町、十和田市などの6組が出店した。それぞれのテントには、フィンランドの伝統的な装飾品「ヒンメリ」や、自然栽培のリンゴジュースなど、ひと味違うこだわりの品々がずらり。青葉が茂る桜の木の下、訪れた地域住民が出店者との会話を楽しみながら品定めしていた。

主催団体「マメツナサンド」の佐藤さん(左)と山口さん

主催団体「マメツナサンド」の佐藤さん(左)と山口さん

 手作りのビーズアクセサリーを販売していた同町の「川村にゃ子」さんは「地元で作品を見てもらえる場が生まれ、知り合いにも声を掛けやすくなった」とにっこり。野辺地町の板橋とみさん(31)は、夫と営むコーヒー店「自遊木民族珈琲」と同じ無農薬・無化学肥料栽培の一杯を入れ「こんなにゆっくりお客さんとふれ合えるイベントは貴重」と話していた。
 開催のきっかけは、佐藤さんが日頃感じていた「気軽に立ち寄り地域の人々や物に出会える場所がない」という思いだった。昨年6月ごろ、同じ移住者の山口さん、高山さんと相談してイベント化を企画。主催団体名はキャッチフレーズの「まわって、めぐって、つながって」から頭文字を取った。知人のつながりや手書きポスターで参加者を募り、同8月には開催が実現。来場者約50人がワークショップやフリーマーケットを楽しむ姿に「これならやっていけそう」(山口さん)と手応えを感じたという。
 「インターネットで何でも手に入る時代だからこそ、人や物との出会いを楽しめる場が必要」と強調する佐藤さん。本年度は9月まで同公園で、10月から3月までは倉石温泉で開催予定という。問い合わせはeメールでmametsunasand@gmail.comへ。

(東奥日報社)