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新郷村でキリスト祭 伝統の盆踊り奉納

2018.06.04

十来塚(中央)の周りでナニャドヤラを踊る村芸能保存会の会員たち

十来塚(中央)の周りでナニャドヤラを踊る村芸能保存会の会員たち

 ひそかに日本へ渡ったイエス・キリストが天寿を全うした場所との伝説がある青森県新郷村で3日、村観光協会(小坂章会長)主催の「キリスト祭」が開かれた。厳かな雰囲気の中で盆踊り「ナニャドヤラ」を奉納し、村に眠るとされるキリストの霊を慰めた。
 祭りは今年で55回目。墓とされる「十来(とらい)塚」のあるキリストの里公園には、県内外から多くの人が集まった。慰霊祭では、大祭長の櫻井雅洋村長が「ロマンあふれる里の(キリスト存命当時の)情景を思い浮かべてほしい」と出席者に呼び掛けた。
 神事や村無形民俗文化財の田中獅子舞に続き、村ナニャドヤラ芸能保存会の会員12人が、「ナニャド~ヤラ、ナニャドナサレ~ノ」の歌声と太鼓に合わせて伝統の踊りを奉納。式典後には村内外の舞踊8団体が優雅さを競う「ナニャドヤラの祭典」も開かれた。
 今回は、雑誌「ムー」の三上丈晴編集長=弘前市出身=が、県内のパワースポットなどを巡るツアー「ムー的神旅」を率いて来訪。「塚にはこれまで7、8回来ているが、祭りへの参加は初めて。こんなに盛況だと知り驚いた」と話した。
 また、公園ポストに寄せられた短歌の入賞者を表彰。最高賞の天位には、一般の部は広井康隆さん(40)=仙台市、中学生の部は横道万葉さん(野沢中2年)、小学生の部は崎あいさん(戸来小2年)がそれぞれ選ばれた。

(東奥日報社)