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菜の花フェス支える奉仕活動、横浜小も参加

2018.06.18

ゴール間近のランナーを応援する児童たち

ゴール間近のランナーを応援する児童たち

 青森県横浜町の横浜小学校(繁在家康文校長)が今年、町最大のイベント・菜の花フェスティバルに初めて全校児童で参加した。菜の花フェスは昨年から、横浜中学校が全校で奉仕活動をしている。横浜小もそれに加わったことで、まさに町ぐるみのイベントになった。町の将来を担う児童174人は、菜の花マラソンの応援やごみ回収など四つの活動に取り組み、フェスティバルを支えた。
 学校による菜の花フェスの奉仕活動は横浜中が始めて、好評を博した。横浜小でも教職員から「小学校も協力してはどうか」という意見が上がり、検討の結果、今年から全校で参加することになった。
 目的は、児童に自分たちも町の一員であることを知ってもらい、社会奉仕の心をはぐくむこと。横浜小は準備を進める際、横浜中から多くのアドバイスをもらった。そして中学生の活動をベースに、取り組む内容を決めていった。
 最もにぎわう菜の花マラソン大会が開かれた5月20日、児童たちは中学生と同じくスタッフ用の青いTシャツを着用。マラソン応援隊(1、2年)、ゴミいただき隊(3、4年)、インタビュー隊(5年)、横浜町PRし隊(6年)として活動した。マラソン応援隊は発着地点の近くで「頑張れー」とランナーを元気付けた。
 会場にはごみ箱がなく、ゴミいただき隊はごみ袋を持ち「ごみありませんか」「ごみ下さい」と言って回った。3年の澤谷将向(まなた)君は「ごみをいっぱいもらえてよかった」、小川彰太(しょうた)君は「会場がきれいだから、ごみを落とす人がいなかった」と話す。
 5年生のインタビュー隊は来場者に「町の良い所をアピールするように、町を紹介してから質問した」(吉田翔音(かのん)さん)。「県外の人ともたくさん話せて勉強になった」(新山陽菜(はるな)さん)、「町のイベントを知っているか聞いたら全員『なまこ祭り』と言った。そんな祭りはないので意外だった」(浜辺莉桜(りお)さん)、「マラソンを7回も走っている人がいて驚いた」(小西栞那(かんな)さん)といろいろな経験をした。町PRし隊の杉山紗耶さんは「声を掛けると、その人が止まって話を聞いてくれてうれしかった」と言う。

ごみを入れる袋を持って会場を歩く「ゴミいただき隊」

ごみを入れる袋を持って会場を歩く「ゴミいただき隊」

 奉仕活動以外に、児童139人が菜の花マラソンを走り、大会に花を添えた。一生懸命な児童を支えたのが約40人の保護者。前日まで雨のため当日朝に来てテントを設営し、開会後も児童にゼッケンを付けたり、見守りなどをした。
 北海道北斗市の市議で同フェスに来た小泉征男さん(75)は「小学生から大人まで町の人たちが力を合わせて運営してたいしたものだ。戻ってから市役所に行き『小さな横浜町に負けないように北斗市も頑張れ』と伝えた」と言う。
 繁在家校長は全校児童の初めての活動を振り返り「来年は中学生と一緒にできる活動を考えたい。児童は大きくなったら町を盛り上げる人材になってほしい」と期待をかけていた。

(東奥日報社)