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青森の色鮮やかな手仕事・南部菱刺し

2018.07.29

青森県には日本三大刺し子のうちのふたつ、津軽こぎん刺しと南部菱刺しがあります。

こぎん刺しは有名なので知っている人も多いはず、青森県内だけでなく首都圏でも人気の刺し子となっています。

南部菱刺しと聞いてぱっと思い浮かぶ人は青森県内でも少ないのが現状です。

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私もこぎん刺しから刺し始めたのですが約2年前に南部菱刺しの存在を知り、刺し手も少ないことから刺し始めました。

こぎん刺しは1.3.5.7.と奇数を刺していくのですが、菱刺しは2.4.6.8と偶数を刺していくのが特徴です。

(偶数刺しといって偶数を刺すこぎん刺しもあるけれど、割愛させていただきます。)

37758481_1718433534939732_6449277098732290048_n菱刺しは偶数で刺していくので上の写真の様に横長の図形になります。

はじめのうちは縦長のダイヤのような形がこぎん刺しで横長の菱型が菱刺しと覚えると良いと思います。

下の写真はこぎん刺し、比べてみると分かりやすい。

 
37627615_1718433438273075_2304306703706882048_nフェスやキャンプ、BBQにとアウトドアウェアにも合う◎

こぎん刺しも菱刺しも刺す作家でNK-worksの屋号で活動しています。

 

菱刺しのワークショップはなかなかないので、開催すると沢山の人が体験をしていきます。

私は人に教えるのが苦手な方なのでなかなか開催しないのですが、今年は八戸市のCafe & Space3さんにて一度ワークショップをさせていただきました。

36714994_1676588205787050_8703147391596888064_n自分の針山は亀甲模様

36760830_1677122215733649_9111979070735777792_nまずはひとつ刺してみよう

36774736_1677122275733643_2352799813646417920_n初めての方が刺したもの

 菱刺しを体験してみて楽しかった!という方が多かったので、刺してみる機会が増えれば菱刺しを刺す人も多くなるかもしれませんね。まず1回刺してみるとハマるかもしれませんよ?

 

そして私は普段はアウトドア派なのですが、手仕事をするという一面もあり「意外過ぎる!」と言われています。

外でのびのびと過ごす時間も、黙々とこぎん刺しや菱刺しを刺す時間もどちらも好きです。

最近は草木染の糸を使って刺すのにはまっています、柔らかくて深みのある色合いは草木染ならでは。

珍しい植物で染めてある糸を見るとついつい買いすぎてしまう…

37731709_1718438598272559_5330325529851592704_n春には弘前の桜で刺したものがとても人気
33157700_1720765024679975_8905014427921678336_n左上から時計回りにログウッド(紫)、竹(黄色)、藍(水色)、茜(ピンク)

 

最近作っているものを少しだけご紹介。

藍染めの糸で刺した菱刺しのコーヒースリーブ、柳の葉という模様で確かに南部地区にいっぱい生えています。

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試行錯誤して作って、使用感をテスト中

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こぎん刺しもですが、最近特に多いのが男性が使える雑貨やアクセサリー類です。

女性が使うものは多いのですが、男性が使えるものを探すのに苦労するのだとか。

身近な友達にどんなものが欲しいのかなどを聞きながら物を形にしています、なかなかこだわり派が多いのでいっぱいダメ出しをいただいています。笑

その中でも名刺入れや蝶ネクタイ、帽子のリボンの付け替えなど面白い注文をいただいています。



37775489_1718435024939583_5633396542724374528_n帽子のリボンを南部菱刺しに

 

そして、今年は八戸三社大祭の期間に【菱刺しフェス2018】が初開催します!!

私もお声をかけていただき菱刺しを出品しております。

それに菱刺しの作家さんたちの作品が展示されていますので、是非八戸の三社大祭に行くついでに足を運んでくださいね。

近くでは菱刺しの展示や体験もできる【ひしざしカフェ】というイベントも開催します、合わせて遊びに行ってください♪

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先日こぎん刺しのことで取材をしたいと東奥日報のこども新聞の記者さんと会ってきました。

作ったものを並べてこぎん刺しと菱刺しの違いや模様の説明などをしながら、この柄可愛いよねとかこの色の組み合わせいいよねと賑やかな取材となりました。

まずはこういう風に興味を持ってくれた方から情報発信してくれればいいなと思っています。


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  商品の写真を撮影する子供記者さん
37819127_1718448908271528_1669458967685758976_n本を見ながら説明中
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ペンには東奥日報ベテラン営業マンの福ロウがON!!


夏休みと冬休みの時期に東奥日報の紙面に子供がインタビューをして、記事を書くという企画の「東奥こども新聞」

取材するときに身に着けていたの名札とメモ帳も本格的、しっかりとした記者さんだったので大人顔負けの取材っぷりでした。

いい企画なので今後も是非続けて行って欲しい企画ですね、今回の記事は8月30日掲載予定だそうです。

みなさん東奥日報のこども新聞を是非読んでくださいね♬

 

これからイベント尽くしなのでまた黙々と刺さなければ…。

みなさんの身近な場所にこぎん刺しと菱刺しがあって、暮らしを彩ってくれれば嬉しいです。

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連絡がつかない時は、

山奥にいるか刺していると思ってください。

 

(木滝 奈央)