西北

高さ6メートルの”ミニ”立佞武多運行

2016.08.18

長円寺では立佞武多の出発を前に小中学生が舞を披露した

長円寺では立佞武多の出発を前に小中学生が舞を披露した

 五所川原市飯詰地区で14日夜、住民たちが高さ6メートルの立佞武多(たちねぷた)を初めて運行した。昨年の新作大型立佞武多「津軽十三浦伝説・白髭水(しらひげみず)と夫婦梵鐘(めおとぼんしょう)」を手掛けた福士裕朗さんが、題材に取り上げた梵鐘(ぼんしょう)がある長円寺が立つ飯詰地区の人たちの熱心なリクエストに応え、特別に中型立佞武多を制作した。
 暮れなずむ長円寺の駐車場には、住民や帰省客、観光客らが大勢集まってきた。明かりがともされた立佞武多は、高さ23メートルを誇る大型立佞武多の4分の1ほどだが、迫力は十分。地元の小中学生の舞姫たちがゆったりと舞を奉納した後、立佞武多はにぎやかなはやしに導かれながら、約250メートル離れたコミュニティセンターを目指して出発した。
 道路を横断する電線をくぐるのに苦労する場面もあったが、住民たちが協力して電線を押し上げながら少しずつ前進した。沿道の人たちは「すごい、すごい」「きれいだね」などを目を輝かせながら歓声や拍手を送っていた。到着したコミュニティセンター駐車場では、獅子舞も披露された。
 市民団体「飯詰を元気にする会」の岡田千秋会長は「大勢の人が集まってくれて、無事に運行できてよかったです。今後のことは住民のみなさんと相談しながら考えていきたいが、私としては立佞武多が飯詰の新しい祭りになってほしいです」と笑顔で語った。

(東奥日報社)