下北

解体ショー初日は開催/大間超マグロ祭り開幕

2016.10.30

「大間超マグロ祭り」で、なんとか確保した64キロのマグロを解体。観光客はショーに見入った=29日、大間町の大間港

「大間超マグロ祭り」で、なんとか確保した64キロのマグロを解体。観光客はショーに見入った=29日、大間町の大間港

 青森県大間町の名物イベント「朝やげ夕やげ横やげ~ 大間超マグロ祭り」(町観光協会主催)が29日、大間港で始まった。しけや不漁の影響で、目玉の解体ショーに使う地元産マグロの調達に苦労したが、初日は30~60キロ台の7、8本を確保。何とかショー開催にこぎ着け、全国から訪れた観光客を楽しませた。祭りは30日も行うが、解体ショーは中止とする。
 解体ショーは、町観光大使の落語家・三遊亭大楽師匠らの軽妙な司会でスタート。マグロは例年に比べて小ぶりながら、観光客は、職人が丁寧に包丁を入れ、5枚におろしていく様子に見入った。解体後は、その場で刺し身用のサクにして販売。長い行列ができ、1人で大量に買う人もいる人気ぶりだった。
 東京都の無職榎本剛一さん(79)と妻洋子さん(74)は「マグロが捕れないと聞いて心配していたが、解体ショーを見られてよかった」「今まで食べていたマグロは何だったのというおいしさ。すごく感動した」と喜んでいた。
 マグロ確保の苦戦について、祭りが開始された2001年当時から携わっている同町の島康子さん(Yプロジェクト社長)は「マグロを超える魅力をつくり出すという気概で『超マグロ祭り』と名付け、有志で始めたイベント。神様が初心を思い出せ-と気付かせてくれた」と語った。
 30日は、マグロやイカの焼き物、コンブなどの海産物加工品、土産品の販売、津軽海峡海鳴り太鼓保存普及会の発表などを行う。町内の商店や飲食店ではマグロを販売し、料理も提供する。

(東奥日報社)