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カヌー日本代表・矢澤さん 新天地求め西目屋へ/青森

2016.12.02

色紙を手に笑顔を見せる矢澤選手(中)と関村長(左)、木村衆院議員=1日、国会内

色紙を手に笑顔を見せる矢澤選手(中)と関村長(左)、木村衆院議員=1日、国会内

 青森県西目屋村は1日、リオデジャネイロ五輪日本代表でカヌースラローム男子カヤックシングルの矢澤一輝選手(27)=長野県在住=が来春、村に移り住み、東京五輪を目指して競技生活を続けていく、と発表した。都内で記者会見した矢澤選手は「次は西目屋村から東京五輪に出て、メダルを目指したい。その後も村民として自分の人生を送りたい」と笑顔で語った。
 矢澤選手は北京大会から3大会連続で五輪に出場。競技の師が僧侶だったことが縁で、ロンドン大会後に仏門に進んだ。現在も善光寺大勧進(長野県)の僧侶で、リオ大会では「お坊さん選手」としても話題になった。しかし、同大会で11位と不本意な成績に終わったことから、再度五輪を目指すことを決意。競技生活をサポートしてくれる環境を探す中で村との話が進み、移住を決めたという。
 来年4月から村の職員となり、村内で練習しながら子供たちの指導などにも当たる予定だ。
 西目屋村にはジャパンカップなどの大会出場のため、小学生の時から毎年のように訪れていると言い、「自然がたくさんあり、カヌーのコースも整備されている。五輪を目指すのには良い村だなと思った」と矢澤選手。東京五輪後も村内で暮らし、結婚や家庭を築く夢も持っているという。
 会見に同席した関和典村長は「村の子供たちに夢を与える仕事に就いてもらいたい。五輪で頑張った方が村民になってくれるのは、小さな村にとって非常に励みになる」と喜びを語り、青森県カヌー協会長の木村太郎衆院議員も「心から感謝し、歓迎したい」と述べた。

(東奥日報社)