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【青森LOVERS Web連動企画】私が西谷雷佐(弘前)です。/たびすけ合同会社西谷代表 活動のベースは「人」

2017.01.15

<にしや・らいすけ 1972年、弘前市出身。東奥義塾高校を卒業後、ミネソタ州立大学マンケイト校で産業心理学とスピーチコミュニケーションを学ぶ。弘前市内の企業勤務を経て2012年、「たびすけ合同会社西谷」を創業。15年、弘前大学特任准教授に就任>

<にしや・らいすけ 1972年、弘前市出身。東奥義塾高校を卒業後、ミネソタ州立大学マンケイト校で産業心理学とスピーチコミュニケーションを学ぶ。弘前市内の企業勤務を経て2012年、「たびすけ合同会社西谷」を創業。15年、弘前大学特任准教授に就任>

 旅行会社の代表としてユニークなツアーを手掛ける傍ら、街歩きガイド「弘前路地裏探偵団」団員として活動。全国で年間80回の講演をこなし、「リアル青森」のブログでは祭りや老舗旅館、リンゴジュースなど幅広いテーマで地域の魅力を掘り起こす。「活動のベースは『人』。出会った人とつながることで活動が広がっていく」と話す。
 米国の大学を卒業後、同国で就職する道もあったが「桜がきれい、食べ物がおいしい、人が優しい…。離れて暮らして初めて故郷・弘前の魅力を感じた。弘前に軸足を置いた活動をしたい」と帰国。2011年の「日本商工会議所青年部ビジネスプランコンテスト」に応募、グランプリを受賞した企画を基に、翌年「たびすけ」を創業した。
 同社は「着地型観光」を掲げ、さまざまな切り口のツアーを打ち出し成功させている。「短命県体験ツアー」「津軽ひろさき雪かき検定」など、地域の課題を逆手に取ったツアーも。「地元の人にはつらいだけの雪かきも、雪のない地方や国の人には魅力的に感じてもらえて好評だった」
 多種多様なツアーを企画するうち、農家やシェフなど幅広い交流が生まれた。「地元に住む人は誰でもガイドになれる。この観光客なら、この人を紹介すれば喜んでもらえる-と、オーダーメードのツアーを組むのが自分の仕事」と熱く語る。
 16年には、東北6県の有志で「一般社団法人東北インアウトバウンド連合」を設立、理事長に就任した。「インバウンド(訪日外国人旅行)受け入れが叫ばれているが、外国人が本県のためだけに3日も4日も来るとは思えない。東北全体として地域力を高めていかなければ」。インバウンドだけでなく、東北の良さを世界に発信する「アウトバウンド」にも力を注ぐ。
 「キャンピングカーなどで東北を周遊するツアーを考えている。農家に民泊したり、グランピング(設備が整った環境でぜいたくに楽しむキャンプ)を楽しんだり…自由度が高く、地元の暮らしを体験できるようなツアーになれば」。企画のアイデアは尽きないようだ。

(東奥日報社)