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十和田八甲田のビューポイント決定!

2016.12.13

 国立公園を訪れる外国人観光客らの増加を目指す環境省の「満喫プロジェクト」の対象となった十和田八幡平国立公園の具体的な魅力向上策「ステップアッププログラム2020」の最終案がまとまった。対策を重点的に行うビューポイント(重点取組地域)10地区を設定。このうち本県側(十和田・八甲田地域)は十和田湖畔など4地区とし、同湖畔休屋地区の再整備など各地域の特性を踏まえつつ自然保護にも配慮した誘客策を展開する。
 盛岡市で開かれた満喫プロジェクト地域協議会の第2回会合で、環境省が同プログラムの最終案を提示。本県や岩手、秋田両県の行政機関や民間団体の代表など約30人の協議会構成員から反対意見はなかった。
 本県側ビューポイントは十和田湖畔・外輪山、八甲田、蔦温泉、奥入瀬渓流の4地区。外国人観光客らが同国立公園の魅力を満喫できるよう、トイレや登山道などの整備、Wi-Fi(ワイファイ=無線LANサービス)など通信環境充実を進めるほか、各ビューポイントまでのアクセスルート標識のデザイン統一などにも取り組む。
 各ビューポイントを含む同国立公園全体の魅力底上げを図るため、9項目の基本指針を策定。登山道の管理体制充実と活用、温泉での湯治の魅力発信などを掲げた。
 地域協議会は今後、同プログラムに沿って具体策を進め、2020年度の同国立公園の外国人観光客数を15年度実績(環境省推計値で約7千人)の3倍に当たる約2万1千人を目指す。
 会合では出席者から「国はビューポイント内の施設整備にもっと力を入れてほしい」(岩手県八幡平市)などの声が出たが、反対や修正を求める意見はなかった。同プログラム最終案をとりまとめた環境省東北地方環境事務所の坂川勉所長は取材に「来訪者に満足してもらえる取り組みを目指し、関係機関と十分連携していきたい」と話した。
(東奥日報社)

十和田八甲田地域のビューポイント

ステップアッププログラム最終案が示された満喫プロジェクト地域協議会=13日午後、盛岡市

ステップアッププログラム最終案が示された満喫プロジェクト地域協議会=13日午後、盛岡市

(東奥日報社)