西北

天突き共演 炎の巨人

2016.08.08

両脇に大型立佞武多を従えて、最後の出陣に臨む「国性爺合戦 和籐内」

両脇に大型立佞武多を従えて、最後の出陣に臨む「国性爺合戦 和籐内」

 奥津軽の夏を焦がす五所川原立佞武多(たちねぷた)は、合同運行最終日を迎え、大型立佞武多3台を含む16台が出陣。天を突くような威容が観客約31万人(主催者発表)を圧倒した。勇壮な「ヤッテマレ、ヤッテマレ」のはやしが響く中、熱気と興奮に満ちた祭りが幕を閉じた。期間中(3日の花火大会を除く)の人出は、昨年より5万人多い111万人だった。
 夕方になり西日が強まる中、立佞武多祭り最後の見せ場となる、高さ約23メートルの大型立佞武多3台がそろう「お見合い」が行われた。
 午後6時20分ごろ、大町の旧ロータリー交差点に、新作の「歌舞伎創生 出雲阿国(いずものおくに)」に加えて「津軽十三浦伝説・白髭水(しらひげみず)と夫婦梵鐘(めおとぼんしょう)」「国性爺合戦(こくせんやかっせん) 和籐内(わとうない)」が登場。3台が対峙(たいじ)すると、観客の盛り上がりは最高潮に達した。
 合同運行は、俳優で歌手の梅沢富美男さんのあでやかな花魁(おいらん)道中が先導。中心街をゆっくりと進んだ。
 今回で3年目の出陣となった「国性爺合戦 和籐内」はこの日が最後の運行。別れを惜しむように、沿道に詰め掛けた多くの人々が拍手を送っていた。(東奥日報社)

(東奥日報社)