エリア 上北

歌でも応援 三沢産ホッキ

2016.11.30

完成した歌を一緒に歌う参加者

完成した歌を一緒に歌う参加者

 三沢市の市民団体「ミサワミュージックラバーズ(MML)」が、三沢の冬の味覚・ホッキ貝と市の応援歌「三沢LOVER~ホッキ貝のうた~」を制作した。娘の帰省を待つ父親と、三沢空港に降り立つ娘の気持ちを表現した明るいポップ調の曲。9、11月に計4日間の音楽ワークショップを開き、参加した市民ら約20人が作詞や歌の収録に臨んだ。
 ワークショップ2日目の9月18日、同市中央町のコミュニティースペース「うわさカフェ」。MMLの三上宗一郎副代表(46)が作った曲に、歌詞をつける作業が行われた。「『元気』に代わる良い言葉は?」とスタッフ。参加者から出た言葉を一つずつ選び、詞が完成した。
 3日目の今月19日は、いよいよ収録。参加者は、1人ずつマイクの前に立って1フレーズずつ録音したり、数人のグループごとに手拍子をたたいたりした。最終日の20日には収録音をつなげて約3分20秒に編集。会場に流れると、拍手が湧き起こった。
 歌をどこで流してもらうかについても意見交換が行われた。「市内のホッキ丼提供店」「スーパーのホッキ貝売り場」「駅や空港」などのアイデアが出され今後、交渉することになった。このほか、MMLは希望者を募って合唱団を結成し、歌をイベントなどで披露する予定。
 ワークショップの参加者は年代も職業もさまざま。岡三沢小6年の中居凛音(りおん)さん(12)は「声を吹き込むのが楽しかった。完成してうれしいです」、三沢市の大工大坂鷹誠(たかまさ)さん(34)は「ホッキ貝についてのいろいろな知識を聞くことができた。参加できて良かった」と声を弾ませた。主婦小比類巻優子さん(52)は、提案した「ターミナル」という言葉が採用され「曲づくりに携わることができ、感動しました」と笑顔を見せた。
 ワークショップの講師と編曲を担当した、首都圏を中心に活躍するシンガー・ソングライターの橋口靖正さん(36)は「予想以上の良い仕上がりになった。世代を超えてみんなが口ずさみ、親しまれる歌に育ってほしい」と語った。MML代表の長堀晶さん(41)は「音楽を通じ、人と人の出会いの場が広がっていけばと思っている。完成した歌が市民の日常に浸透し、三沢のアピールにもつながっていけば」と話している。(東奥日報社)

(東奥日報社)